InfoQ

News

DataNucleusがJavaの永続性プラットフォーム JPOXの後継としてローンチ

作者 Dionysios Synodinos, 翻訳者 沼田 暁子 投稿日 2008年5月15日 午前12時16分

コミュニティ
Java
トピック
データアクセス
タグ
JPA

オープンソースのJava永続性プラットフォーム JPOX(サイト・英語)は、今後の方向性が原因でDataNucleus(サイト・英語)となった。プロジェクト開始時から活動していた範囲が、大きく変更されるためである。

JPOXはフリーで、JDO1やJDO2、JDO2.1、JPA1の仕様に完全に準拠した実装であり、Javaオブジェクトの透過的永続性を提供している。JPOXは2008年2月にJPA1のTCK(テクノロジ互換キット)のテストに合格した(source)、 JPA準拠の永続性フレームワークである。現在市場に出ている主要なRDBMSの大部分やdb4oオブジェクトデータストア向けの永続性機構をサポートしており、JDOQLかSQLあるいはJPQLを使用した問い合わせが可能で、独自のバイトコード・エンハンサが付属している。また、地理空間を表すJavaの型の永続化(source)に関して、OGCのSimple Feature仕様にも準拠している。JPOXはオープンソースのApacheライセンス2の下で利用可能である。

DataNucleus は、ゆくゆくはデータ解析ツールを提供することはもちろん、広範囲のデータストアやAPI、サービスをサポートすることに集中しているアプリケーションデータ管理の領域までJPOXの範囲を拡張している。標準に準拠したオープンソースのJava永続性の製品であり、JDO1、 JDO2、JDO2.1、JPA1のJava標準に完全に準拠している。OSGiベースのプラグインの仕組みも利用しており、これは拡張性が高いことを意味している。

DataNucleus Access Platform 1.0(開発コード「Faraday」)のMilestone 1(source)は、JPOXのコードベースを取り込んで、次のような拡張を行っている。

  • JDO/JPAのAPIを通したLDAPへのJavaオブジェクトの永続化のサポート。
  • JDO経由での、LDAPに保存されたオブジェクトの基本的なJDOQLによる問い合わせのサポート。
  • Apache POIを利用し、JDO/JPA APIを通した、ExcelへのJavaオブジェクトの永続化のサポート。
  • JAXBを利用した、JDO経由での、LDAPに保存されたオブジェクトの基本的なJDOQLによる問い合わせのサポート。
  • JDO/JPAのAPIを通した、XMLへのJavaオブジェクトの基本的な永続化のサポート。
  • JDO/JPAのAPIを通した、db4o上に保存されたオブジェクトのSQL問い合わせのサポート。

さらに、ユーザはJDO XML/アノテーションまたはJPA XML/アノテーションを使用して永続性機構を定義し、(どちらの永続性機構の定義が使用されたとしても)JDOかJPA APIのいずれかを永続性機構として利用することができ、永続性機構にデータストア全体を割り当てることができる。

DataNucleusのサイトには、EclipseやNetBeans、Maven、Antとの統合例のガイド(source)が置かれている。

DataNucleusの製品はオープンソースライセンスApache 2(source)の下で提供されるだろう。

ORMの詳細はこちらで探すことができる: infoq.com/orm 

原文はこちらです:   http://www.infoq.com/news/2008/05/datanucleus

ブックマーク
digg+,
reddit+,
del.icio.us+,
dzone+,
Hatena

No comments

返信

ジャンル別一覧

BlazeDSとAMFでWebとデスクトップのアプリケーションを構築する

現在のRIAアーキテクチャにおいて、クライアント/サーバーの通信は重要な位置を占めています。本稿では、James WardとShashank TiwariがアドビによるオープンソースのBlazeDSメッセージングサーバーの世界へ飛び込みます。

業務ソフトに手を加えずに暗号化を実現する~秘文の挑戦~

hibun

ウィルス対策ソフトや情報漏えい防止用のソフトは、いわば影の存在です。ユーザの操作性やGUIを工夫する以上に、いかに目立たない存在となるかにその技術を注ぎ込んでいます。ここでは日立ソフトが開発した「秘文」の事例を紹介します。

Google Chartとgchartrbの紹介

Google Chartは、チャートを作成するためのWebサービスです。本稿では、Google Chartのインターフェースと、Rubyコードから簡単にチャートを生成することができるgchartrbライブラリの説明をします。

SOAを超えて: 動的な業務アプリケーションのための新しいエンタープライズアーキテクチャフレームワーク

全二回からなるこの記事では、ダイナミックビジネスアプリケーション(Dynamic Business Applications:DBAs)の開発についての全体的な眺望を、アーキテクチャと方法論の観点から見ていくことになります。我々のゴールは、「ビジネスの変化や、その他に必要とされる変更に対して、いかにして容易に適応できるアプリケーションを構築していくか」を導きだすことです。

ESB接続形態のオルタナティブ

本稿では、Adrien Louis氏がESBベースのSOAに対する2つの接続形態についての賛否について説明しています。その2つとは、会社での単一のESB対「部門毎」に相互接続するESBによるシステムです。

AjaxプログラマのためのJavaOne2008 -GrizzlyでComet!-

誕生から2年を経てCometは「何が出来るのか」という議論から、「いかに実現するか」という議論に関心が移ってきたように見えます。そこで本稿では同じくJavaOneで数多く取り上げられたNetBeans 6.1とGlassFish v3を使いながら、サンプルを交えてCometを解説していく事にします。

SharePoint Webサービスを始めましょう

この記事では、WSS3とMOSS 2007に難しい設定など一切せず、すぐに利用可能なWebサービスと、Javaと.NETからそのWebサービスを消費する方法に目を向けます。

レトロスペクティブのプライムディレクティブに対する問い

この記事の始まりは、知的で思慮深い人たちの魅力的なグループが食事会を終えて話をしているところです。話はレトロスペクティブ(振り返り)プロセスの要であるプライムディレクティブ(最初の指示)に及んでいます。