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データポータビリティについてソーシャルネットワークが教えてくれるもの

作者 Steven Robbins , 翻訳者 大田 緑 - (株)チェンジビジョン 投稿日 2008年6月1日 午後12時51分

コミュニティ
Architecture
トピック
テクノロジー,
データアクセス,
コミュニティ,
オープンソース
タグ
Microformats,
OpenID,
Google

ますます多くのソーシャルネットワークサイトができるにつれて、それらのサイトが持つデータに関する質問が増えている。データポータビリティは、Web2.0の世界で注目のフレーズとなっている。これらのサービスからデータアクセスとポータビリティについて何か学ぶことがあるだろうか?

主要なWeb2.0のプレーヤーやサービスのいくつかは、保存したデータを所有者であるユーザーが利用できるようにしたり、他のサービスからのデータへのアクセスを統合したりすると発表した。MySpace、Yahoo、eBay、Twitter、そして、Photobucketは、MySpace Data Availabilityイニシアチブのもとでパートナーシップに同意した(source)。Facebookは、Facebook Connectの技術を使って、メンバがFacebook以外の場所からプロファイルデータにアクセスできるようにすると発表した(source)。Googleは、Friend Connectのプレビューリリース(source)を行った。それは、ユーザーがいくつものソーシャルネットワークをまたいで閲覧したり、交流したりできるものである。Friendfeedは、複数のサイトを集約する機能にプログラムでアクセスできるAPIをリリースした(source)

だんだん表に出てきてはいるが、目立たないところで、DataPortability Project(サイト・英語)がパートナー、技術、原則、手法を一つにしている。それによりデータのポータビリティとオーナーシップが重要かつ達成可能なゴールとなるのだ。この組織のミッションは以下の通りである。

DataPortability Projectは、個人が自分のデータをどのように使い、誰が使うか決めることによって、自分のデータを管理するという考えを促進するために作られたグループです。これは、他の団体が管理しているデータにアクセスすることを含みます。

DataPortabilityは、彼らの理念の重要なポイントを挙げた。
  • 自分がデータをどのようにするか、そして、他人がどのように使うか決められるべきです。
  • クローズされたソースの独占的な解決策よりもオープンソースの解決策がよい。
  • トップダウンの中央集権型の解決策よりもボトムアップの分散型の解決策がよい。
このプロジェクトが重点的に取り組んでいる主な技術は、OpenID(サイト・英語)、OAuth(サイト・英語)、RSS(サイト・英語)、OPML(サイト・英語)、microformats(サイト・英語)、RDF(サイト・英語)、apml(サイト・英語)、XMPP(サイト・英語)である。

これらの技術がソーシャルネットワークに強く結び付けられている一方で、他の分野での使用方法も取り上げられている。OAuthは、Google Data APIとYahoo Fire Eagle APIに進出している(source)。Spring Security (Acegi)はOpenIDのサポートを追加した(source)。主要なブラウザのほとんどすべてはちょっとしたmicroformatのサポートをすでに追加しているか追加を発表している。

データのアベイラビリティ、ポータビリティ、集約などを取り巻く興味や技術が成長すると、ソーシャルネットワークの空間の外にあるアプリケーションの設計や開発にも波及効果をもたらす。サービスとしてのソフトウェア(SaaS)とクラウドコンピューティングがエンタープライズとアプリケーションのモデルとして取り上げられるようになればなるほど、システムは分散されるようになる。分散することでさらに非集中化を招き、企業や組織の境界を超えることになる。これは、Personal Health Record (PHR)が発展している(source)ヘルスケアの分野で見ることができる。ウェブ上のPHRの提供を発表したGoogle(source)やMicrosoft(source)のような名前によって、データポータビリティやアベイラビリティはソーシャルネットワークサイトの人々よりも多くの人々の心に響きはじめるだろう。

Mark Scrimshire氏は、PHRにとってのデータポータビリティの必要性を次のようにまとめた(source):

データポータビリティの動きに本気で取り組もうと試みる挑戦は、ヘルスケア業界のPersonal Health Recordの発展に非常によく似ています。私たちは自分の健康に関する情報を所有したい。しかし、医療機関の人や他の人々とその情報を共有できることも必要でしょう。それには情報を共有する世界共通の機能が必要で、しかも情報は安全に共有しなければなりません。同時に、アクセスを管理するプロセスは簡単であることが必要でしょう。私たちは、ウェブで成功しているOpenID、OAuth、microformatsや他の普及した技術を特徴づける簡単な方法からたくさんのことを学ぶことができます。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/05/data-portability-lesson

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