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EclipseのJetty

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2009年1月、Webtideは、JettyがEclipseに移行することを発表した。Jettyプロジェクト(リンク)が作成され、今週最初のJetty 7コード(リファクタリングされたorg.eclipse.jettyプリフィックス付き)がEclipseのJetty SVN(リンク)にチェックインされた。

Webtide(リンク)のGreg Wilkins氏がEclipseCon 2009において、Eclipseファンデーションに対する動きの背景にある論理的根拠について最新の情報を述べた。第一に、(Eclipseに対する)EPLおよび(以前のApache Licenseを継続する)ALという、二重ライセンスでコードが寄稿されている。次に、コアライブラリ(クライアント、サーバ、JMXなど)が Eclipseによって寄稿されている一方で、拡張コードはCodeHaus(第 三ライブラリなどに依存するコード)にまだある。Jettyのその他のバインディングは、引き続き利用可能になるけれども、ビルドプロセスは Eclipseからコアを利用可能にし、潜在的に今後のビルド計画でも利用可能になる(しかし、おそらくこの夏のEclipse計画では遅すぎかもしれな い)。

またGreg氏は、Eclipseに対する動きは、OSGiへの依存を表さず、現状では引き続きJettyは既存の(OSGi以外の)Javaアプリケー ションに組み込み可能であることを強調した。しかしながら、Eclipseに対する動きは、JARが明白な情報を備えたOSGi-fieldになり、どち らの環境でも実行可能であることを意味する。また、氏は他の奇妙な依存関係(サーバAPIに依存するクライアントAPIなど)を強調しているとして実行さ れた動きを引き合いに出した。OSGiの1つのメリットは、そうした予想外の依存をさらに明確にして、OSGiやOSGi以外のものを一様に改善する。

その計画は、Jetty 6と主に機能の互換性があるが、新たな組織構造を経ているJetty 7は、2009年の第二四半期までに利用可能にすべきであることを示唆している。3.0 Servlet APIの遅れにより、Jettyへの組み込みが先送りされたので、2010年Jetty 8が3.0をサポートする予定である。

また、Jettyは非同期のサーブレットおよびWeb要求をサポートする。 Greg氏は老朽化したラップトップにおいて、平均40msのラテンシーで、1秒につき2000の割合で、2000のコンカレントクライアントおよび 2000のコンカレントサーバを実行することができることを実証した。これは、AJAXコールバック呼び出しの一種とよく似ているが、スレッドブロックを 回避することができるため、アプリケーションのスループットが増加する。

EclipseにJettyが関わることで、またEquinoxおよびOSGiでのHTTPサポートを促進することが確かなものになり、OSGi HTTPスペックがさらに進化するのは確実である。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/03/jetty-eclipse

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