Scala+Liftによる超実用開発
オブジェクト指向と関数型の機能をすべて提供し、さらにRubyに代表される動的言語の柔軟性と静的型付け言語の信頼性をも兼ね備え、JavaVMの上で開発実行できる新時代の言語がScalaだ。Scalaとその上で使える強力なWebフレームワークLiftを用いた実システム開発が世界的に広がっているが、今回は日本での実システム開発の事例とScala採用の理由をインタビュー+プレゼン形式で語ってもらう。
作者 Charles Humble , 翻訳者 ガーナー 淳子 投稿日 2009年4月12日 午後11時2分
Sun Microsystems社のMark Reinhold氏はOpenJDKのウェブサイト上に、承認済み仕様(サイト)のリストと共にJDK 7の最新スケジュール(サイト)を公表した。現在のビルドは新しいGarbage First Garbage CollectorやI/O APIを含んだマイルストーン2である(JSR 203)。5月のJavaOneカンファレンスに間に合うことが期待されているマイルストーン3では、invokedynamicバイトコード命令を介した動的型付け言語のため仮想マシンサポートを追加する(JSR 292)。Java 7で計画されている注目すべきものはそのほか、OpenJDKでのJava 6 update 10(6u10)の転送ポート(マイルストーン4をターゲットにしている)、この秋に予想されているマイルストーン5、そしてJSR 294とProject Jigsawを通したモジュール化の標準化についての新たな試みなどがある。現在のロードマップにないもので目立つのは、新しいDate and Time API(JSR 310)、Beans Validation(JSR 303)、Beans Binding(JSR 295)である
小さな言語変更の構想であるProject Coin(サイト)も数多くの提案を行い、Joseph Darcy氏は彼のブログ(ブログ)で、Java 7への6つの有力な導入候補を強調している。
Sun社のJava 7向けJDKは、その実装は依然として一部のクローズド・ソース・コンポーネントに左右されるが、初めてOpenJDKをベースとしたものになる。またJSRなしでの開発件数の増加と、それが完成した際に標準となることに伴い、Sun社がJava製品を開発する方法においても変化が起こり続けている。Project Jigsaw、JavaFX、そしてJava SE 7は全てこのように開発されたものである。Mark Reinhold氏はこのことについて以下のように説明している(サイト)。
「JDK 7プロジェクトはJava SE 7 Platform Specificationが行き着く可能性がある(あるいはないかもしれない)もののプロトタイプを作り出しています。SE 7 Platform JSRが提起されると、仮想マシン・レベルのものや実装特有のものを除きJDK 7で開発中の仕様がその中に含まれるよう提案されるでしょう。」
トランスペアレントな仕様のセットを伴うOpenJDKプロジェクトとJava 7のスケジュールの組み合わせは、以前の言語改定で遭遇したどのプロセスよりも極めてオープンなものだが、ApacheのStephen Colebourne氏はこの変更についてひどく懸念(サイト)しており、Java 7の公式な仕様があろうはずもなく、それどころかSun社のJDK実装のみであろうと唱えている。
「私が出会う全ての証拠は、Java SEはもはやオープン・スタンダードではなく、次回リリースはJava 7ではなくJDK 7である、というものです。これは、Javaのエコ・システムに関心がある全ての人々にとって重要になってくる事柄です。
結局、Sun社がオープン・スタンダードではないJava SE作成をうまくやり遂げることができるならば、Java EEやServlets、あるいはJMSもそうならないわけはないでしょう。今こそ堂々と意見を述べ、私達のオープン・スタンダードを取り戻すよう要求するときです!」
追加の投稿 (サイト)でColebourne氏はJCPエグゼクティブ・コミッティのミーティングメモを用いて彼の主張を裏付けており、プロセス変更の理由は、ApacheがそのHarmonyプロジェクトのために求めたJava Compatibility Kit(JCK)のライセンス規約の変更をめぐるSun社とApacheの長期的な論争に結び付けられるとしている。
「…2008年9月の会合から、Harmony論争が解決するまでJava SE 7 JSRを成立させることはできないとSun社が感じている明らかな証拠(ただし客観的な確証ではない)があります。また2008年4月と、Java SE 7プラットフォームJSRが「即時」から「直ちに行われるプランではない」に変更されSun社の焦点がJSRではなくOpen JDK使用にあると明らかになった2008年6月では、傾向に違いがあることを指摘できます。」
Neil Bartlett氏はColebourne氏の議論を支持している。Project JigsawではなくOSGi使用の理由として保留になっているSun社の買収の噂を用い、JSRが支持していないSun主導のいかなる構想も、Sun社が買収されるその瞬間に葬られる可能性があると論じている(サイト)。
「Sun社が来年のこの時期までに現在の形態で存在しているとは考えにくいでしょう。丸ごとIBM社に吸収されるか、半分に分かれてHP社とOracle社とで分配されるか、あるいは他に噂されている結果のどれかになるかにかかわらず、JigsawをサポートするというSun社の約束は全く役に立ちません。Jigsawは全ての買収候補の商業的ニーズの対極にあるので、これは特にそうなのです。IBM社がJavaを手に入れれば、彼らはJigsawを消し去るであろうことは私が保証します。Oracle社も同様です。JigsawをJSRの外で、そして既存の業界標準に対抗して構築することにより、Sun社はその顧客を相当な商業的リスクにさらしてきたのです。」
Sun社の議論が継続している一方で全てのJSRに反対票を投じるApacheの戦略は、他のJCPメンバからは限定的な支持しか得られていないので、これまでのところ実際にはJava開発に影響を与えていない。これはおそらく他のJSRは同じライセンス規約から影響を受けないためだ。しかし、Java SE 7は直に影響を受けるだろう。Apacheの策によりSun社はJava 7の開発方法を変えたというColebourne氏の推測が正しければ、これらの戦略および両者ともに妥協しないことが組み合わさり、JavaとJCPに甚大な被害を与え始めるだろう。
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