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MicrosoftがManaged Services Engineの新バージョンをリリース

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原文(投稿日:2009/5/6)へのリンク

MicrosoftはManaged Services Engine (MSE)の2009年5月版のCTPをソースコードと共にリリースした。このソースコードはCodeplexから入手することができる。このCTPは2月リリースのベータ版のマイナーアップデートである。Webサイトから入手できる製品情報によると次のとおりである。…

MSEは、サービスの仮想化を通じてEnterprise SOAを活用するアプローチの1つである。[この製品]はWindows Communication Foundation (WCF)およびMicrosoft Server Platform上で開発されている。MSEにより、Service Repositoryを通じてサービスを完全に仮想化することができるため、企業は、サービスの迅速な展開や変更管理の整理を行うことができ、また様々なサービス要素を最大限再利用することができる。こうすることで、MSEは、サービスのバージョン管理、抽出、管理、ルーティング、およびランタイムポリシー適用をサポートする機能を提供する。

サービスの仮想化とは何かおよび仮想化が重要な理由に関して記述されたこの概要によると、MicrosoftのMVPであり、Pluralsightの共同設立者であるAaron Skonnard氏は次のように述べている。「本来、大規模なSOAイニシアチブは複雑であり、サービスエコシステム全体が時間をかけて継続的に成長および発達するように、ユーザーはこの複雑さを管理する必要がある。」また同氏は次のように述べている。

サービスの仮想化はSOA分野における新たな流れである。ここでは、[この問題の解決を試みて]、複雑なサービスエコシステムの構築および管理に必要な共通のインフラを提供することに焦点を当てる一方で、前項で取り上げた困難な課題を克服することにも焦点を当てている。

Aaron氏はMicrosoftのサービスの仮想化に対するアプローチについて次のように述べている。…

[…]は、サービスエコシステム全体のサービスおよびそのコンシューマすべてに必要なサービスプラミングを提供する、共通のアーキテクチャおよび集中型のランタイムをベースとしている。このランタイムでは、バージョン管理、プロトコルマッピング、モニタリング、ルーティング、およびランタイムポリシー適用などを必要とするエコシステム内で、中核となる機能をすべてのサービスに提供する。サービスをこのランタイムとつなげ、仮想サービスをコンシューマに提供することによりこれらの中核となる機能を利用する。ユーザーはモデルを使用して仮想サービスを記述する。基本的に、モデルは独自のサービスメタデータを利用して表現する。このモデルは、サービスコードの変更なく前述の機能を提供できるように、ランタイムにより解釈されるサービス動作へ変換される。このモデルは貴重な通信の集合ポイントとなる。これらのポイントは、完全な再現性を維持するため、実質的にはランタイム層により実行される。

このアプローチは、The Managed Service Engine (MSE)の最新リリースに明示されている。リリースノートで指摘されているように、このアップデートでは、以前のバージョンからの自動アップグレードをサポートしていない。このリリースでは、テクニカルガイドセキュリティガイドだけでなく、製品の別の側面を見直すビデオも提供されている。公表されている製品のメリットは次のとおりである。

  • 新規サービスの市場投入時間の削減
  • サービスの高度なバージョン管理
  • サービスポリシーの適用
  • 従来システムのサービスの可用性

また、MSDN Magazineの記事において、Aaron氏は、サービスの仮想化およびMSEを使用してサービスを管理する方法を説明している。この記事のトピックは次のとおりである。

  • サービスの仮想化の基本
  • Microsoft Services SOA Infrastructure
  • Managed Services Engineをはじめるには
  • サービスリソースのインポートおよび構成

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