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Flash Player 10.1 と AIR 2.0 のベータバージョンリリース

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原文(投稿日:2009/11/17)へのリンク

Adobe Systems は、Flash Player 10.1AIR 2.0 のベータバージョンが利用可能になったことをアナウンスした。それらは Adobe Labs サイトからダウンロードできる。

Flash Player 10.1
現在利用可能な Flash Player 10 から、マイナーなバージョン番号の増加に過ぎないことは誤解を招くかもしれない。このリリースは、デスクトップから携帯電話、ネットブック、その他の端末で楽しめるユビキタスを Flash プラットフォームにもたらすための Adobe の重要な最初の一歩を意味する。Open Screen Project が 2008 年に発表されて以来、Adobe は、モバイルプラットホームでランタイムを利用可能にする改良のために、焦点の大部分を Flash Player 周辺に移した。Adobe の David Wadhwani はリリースの際に以下を公表した。

本日 Adobe AIR 2 と Flash Player のベータが利用可能となりました。これにより、どんなデバイスでも、どこでもリッチなインターネットエクスペリエンスを可能にする Open Screen Project のビジョンの実現に向かって、私たちは最初の重要な一歩を果たしています。

このベータでは、PC 用だけが利用可能である。来る将来のリリースにおいて、多数のモバイル端末とノートブックにも Flash Player のバージョン 10.1 が提供されるだろう。ランタイムをモバイル機器とノートブックで実行可能にする取り組みの大部分は、メモリ消費とCPU使用の両方を改良することである。

私たちが非常に限られたメモリとプロセッサのリソースに移行するには、コンテンツの邪魔にならないように可能な限り Flash Player を最適化する必要がありました。私たちは、メモリの割り当てを抑えて、メモリを共有する革新的な方法を見つけ、可能であればいつでも専用のハードウェアを活用しています—すべては、ほとんどのメモリとプロセッサ可用性をできるだけコンテンツに与えるという目的とともにあります。デスクトップコンピュータを考慮すれば、コンテンツは最適化されているかもしれませんが、技術格差に打ち勝ち、アプリケーションがデスクトップ品質にできる限り近づいて実行できるように、私たちにできるすべてのことをやるつもりです。

Flash Player の全体的なリソース消費量の改善に加えて、他にも多くのアップデートがリリースに含まれている。

  • グローバルなエラー処理: Flash ランタイムのアプリケーションの開発者に最も要求された機能はグローバルなエラー処理のメカニズムである。このリリースは、この機能を開発者にもたらすことを約束するが、10.1 の最初のベータでは AIR でのみ利用可能になるだろう。
  • ストリームの拡張: アップデートされた Flash Plyaer は、HTTP 上でのストリーミングを可能にするだろう。バッファリングエクスペリエンスのようなものを向上するために多くのアップデートを含む。
  • マイクロホンアクセス: Flash Player 10.1 では、開発者はマイクロホンからリッチなオーディオデータにアクセスできるようになる。これまでは MP3 ファイルからのみ利用可能であった。 先ほどと同じように、これは最初のリリースでは AIR でのみ可能となるだろう。
  • ユーザインタラクション: このリリースは、iPhone のような端末でユーザが慣れつつある、マルチタッチやジェスチャの両方のサポートを Flash で提供する最初の一歩を含んでいる。
  • コンテンツ保護: 新しいバージョンの Flash Player は、Adobe Flash Access 2 と共に Windows、Mac OS、および Linux においてコンテンツを保護すること考慮するだろう。

Flash Player 10.1 の機能に関するより詳細な情報については Adobe Developer Center の Justin Everett-Church の記事を参照してほしい。

AIR 2.0
AIR ランタイムの中でデスクトップにおいて利用可能な、新しい Flash Player の特徴のすべてに加えて、AIR 2.0 リリースは、デスクトップアプリケーションの開発者のための多数のアップデートを含んでいる。Adobe の Rob Christensen は AIR 2.0 最新情報の概要を提供する。

チームにおいて、最初から定められていた私たちの目標の一つは、AIR 1 ではどうしてもできなかったアプリケーションの、新しいクラスを構築することを可能にする能力をランタイムへ追加することでした。

...

AIR 2 の定義が発展したとき、以下のテーマに私たちが取り組みを集中するだろうというのは、明確になりました。より深いオペレーティングシステム統合の提供、開発者の生産性向上、性能に関する向上。

アップデートが含む AIR 2.0 の主な特徴

  • 大容量記憶装置の検出: これにより開発者は、USBドライブのような記憶装置が、いつコンピュータに接続されたかを検出できる。
  • ネイティブプロセスの API: まだクロスプラットフォームの保障で正しい行動を取ろうとすると同時に、Adobe はネイティブ統合のサポートを提供することに向かって大きな一歩を踏み出した。
  • ネットワークに関するアップデート: このリリースは、長い間 AIR 開発者コミュニティに要求された多くのネットワークに関するアップデートを含んでいる。UDP サポート、ソケットサポート、および他のものを提供している。

AIR 2.0 の新しい特徴に関するより詳細な情報については Adobe Developer Center の Rob Christensen の記事を参照してほしい。

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