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Eclipse Marketplaceは、100万インストールをむかえた

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原文(投稿日:2011/11/10)へのリンク

Eclipse Marketplaceが今週、100万インストールをむかえた。marketplaceは、(Eclipse Plug-In Centralと呼ばれる)古いサイトの進化であり、ユーザーがEclipseのプラグインを探して、オープンソースと商用ベンダーは、彼らのプラグインに関する情報を配信することができる、集中管理の場を提供する。

marketplaceは、実際にはプラグインを直接ホストしていない。代わりに、どの機能をインストールするべきか対応する“更新サイト”を見つけることができる。これは、ベンダーが更新をポストしていても、作りながらユーザーがソフトウェアを見つけやすいように配布を制御することができる。

加えてmarketplaceは、プラグインのお気に入りの数だけでなく、それぞれのプラグインのダウンロード数をベースとするランキングシステムを提供する。 1,000を超えるプラグインはリスト化されており、(お気に入りとダウンロード数の両方の)トップのプラグインは、CollabNetによって開発されたsubversionサーバーへのアクセスを提供するsubclipseプラグインである。

InfoQは、歴史と未来を知るために、Eclipse FoundationのマーケティングとエコシステムVPであるIan Skerrett氏にEclipse Marketplaceがどこから来たかを尋ねることからはじめた。

Ian Skerrett: 私たちは、2009年にEclipse Plugin Central (EPIC)と呼ばれる古いサイトをEclipse Marketplace に置き換えることからはじめました。EPICは、古いコンテンツ管理システム上に実装されていたため、MarketplaceはDrupalのためにカタログを移動し、ユーザビリティと機能を向上させました。

InfoQ: なぜEclipseに集中マーケットプレースの提供が必要だと感じたのですか?

Ian Skerrett: Eclipseを使うアドバンテージは、プラグインの選択肢の広さとEclipseでソリューションが開発できることである。私たちは、Marketplaceが開発者が、彼らのEclipse環境に追加したいソリューションを探して、インストールする場所にしたいと考えています。

InfoQ: MarketplaceがEPICを超えている主な拡張はどこですか?

Ian Skerrett: 私たちは、ユーザビリティ、ソリューションのより簡単なナビゲーションと検索にフォーカスしました。私たちは、個人のお気に入りリストの作成のコンセプトも紹介しました。開発者は、単一のEclipseの更新サイトの作成から、使いたい多くのソリューションを作成することができます。私たちはまた、最も人気のあるソリューションを表示して、新しいソリューションを見つけやすくします。

Drupalへの移行によって、安定性と信頼性にフォーカスすることもできました。余談ですが、Drupalはこのサイトですばらしい働きをしました。

InfoQ: 初期のMarketplaceから追加されているものはなんですか?また、Marketplace Clientはリリースされたのですか?

Ian Skerrett: 2010年に私たちは、Eclipse Marketplace Client (MPC)をリリースしました。これは、Classic SDKを除いて、すべてのEclipseパッケージに同梱されているプラグインです。 これは、Eclipse開発者がインストールされたEclipseから直接Marketplaceカタログを検索することができ、シングルクリックでEclipseにソリューションをインストールすることができます。私たちは、多くの複雑さと更新サイトを使っての混乱を隠したいと考えています。MPCはが目指したのは、EclipseコミュニティのためのAppStoreインターフェイスになることでした。

2011年6月のIndigo リリースで、私たちはMPCを使ってドラッグでインストールできる機能を追加しました。私たちは、ソリューションプロバイダが彼らのサイト上に、Marketplaceの中の彼らのリストを追加できるようにしました。開発者が、リストから実行中のEclipseインスタンスにドラッグすると、MPCが自動的に起動して、そのソリューションをインストールするプロセスが実行されます。繰り返しになりますが、私たちはより簡単に、Eclipseになにかをインストールすることができることに注力しています。

これまでのMPCの反応はすばらしいものです。10月には、私たちはMPCの190Kのユニークユーザーと、記念すべき1,000,000のインストールに成功しています。

InfoQ: Eclipse Marketplaceのさらなる成長のためになにをするべきだと考えていますか?

Ian Skerrett: 私たちは、MPCの利用とカタログにリストされているソリューションの数に一貫性のある成長があると見ています。私は、さらなるソリューションプロバイダが、ドラッグによるインストールを、彼らのWebサイトに追加して、より多くの人がこれを使って欲しいと考えています。これにより開発者が新しいソリューションを、より簡単に探して、Eclipseにインストールできるようになります。

marketplaceは、IDEベースのツールだけではない。Eclipse RCPテクノロジを使ったスタンドアロンRSSニュースリーダーであるRSSOwlなどのいくつかのRCPアプリケーションも含まれている。また、Eclipse技術をベースとした、トレーニングやコンサルティングを提供する組織のためのサービスという特別なカテゴリも存在している。

最後に、Eclipse Bugzillaの認証情報をつかってログインし、Marketplaceに あなた自身のお気に入りリストを作ることができる。 これにより、ユーザー自身の更新サイトを経由して、お気に入りとマークしたプラグインをすべて使用することができる。

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