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ECMAScript 2015は承認された

原文(投稿日:2015/06/17)へのリンク

Ecma Internationalの総会において、ECMAScript 2015としても知られるECMAScript 6 (ES6)言語仕様であるECMA-262 6thエディションの承認が発表された

JavaScriptは、Brendan Eichによって、1995年に10 日間で作成されたが、他のモダン言語で人気の機能を進化させるのに20年が必要であった。JavaScriptはすばらしい言語ではなかったが、ブラウザの言語としてのアイディアはすばらしかった。JavaScriptはすぐに注意を惹き、翌年には標準化のために提出され、1997年にEcmaからバージョン1.0がリリースされ、1998年にはマイナーな変更を含む2.0が続き、1999年にはいくつかの新機能を持つ3.0がリリースされた。

ブラウザ内でアプリケーションを構築するよい解決策と思われるAjaxが登場するまで、この言語は数年の間無視されてきた。JavaScriptの改良のために再始動するが、最初に合意しなかった当事者は、2008年のECMAScriptを監視する委員会TC39まで継続したが、合意して、小さなイテレーションから始めることにし、2009年にECMAScript 5 (ES5) を実現し、そして今、さらに大きなES6が承認された。

最新のJavaScriptバージョンの正式名は、ECMAScript 2015となり、Ecmaは小さな増分で新しいバージョンをより頻繁にリリースする予定で、ECMAScript 2016と呼ばれる次のものが来年に計画されている。今後、新しいバージョンのECMAScriptには、そのリリースの年が含まれることになる。

ES6はES5を越える大きな改善であり、言語仕様がおよそ600ページにもおよび、ES 5.1と比較しても245である。ES6は、modulesとclassesといくつかの便利なもの、Maps, Sets, Promises, Generatorsなどの機能を必要に応じて追加する。加えて、他にも多く。大きなリリースにもかかわらずES6は、以前のバージョンと完全な後方互換性があり、標準化委員会は、言語のバージョン非互換による“Webの破損”を避けることを決めた。その結果、すべての古いコードが実行でき、スムースに移行することができる。しかしそれは同時に開発者が何年も抱えている問題の一部が残ることも意味している。

現在ES6を完全にサポートするJavaScriptエージェントは存在していないため、開発者は言語の最新機能を使う場合、ES5にコードを変換する必要がある。そして、主要なブラウザがES6を完全に実装を終えるのは、おそらく1年以上かかるだろう。エージェントのES6機能のサポートを簡潔かつ詳細に見るには、kangaxによって維持されているECMAScript Compatibility Tableをお薦めする。

ECMAScript 2016の作業が開始され、多くの提案がすでに提出されている: async functions, 型付きオブジェクト, パラレルJavaScript, classデコレーター, observables。これらの機能は委員会によってアクティブに検討されているが、私たちはそれらの将来について確信することはできない。いくつかは次の仕様に入り、いくつかは将来のものになり、そしていくつかは採用されないだろう。TC39 Processには、機能要望が言語に含まれるようになるまでの様々なステージについて説明されている。

JavaScriptの進化は最初はゆっくりだったが、最近はペースを上げている。JavaScript は広く使われており、うまくいけば、数百万の開発者がそれを使うメリットのために、コミュニティが望んでいるものを標準化団体が採用するかもしれない。

補助的な読み物としてAxel Rauschmayer氏の書籍は、ES 6のすべての新機能の詳細を提供しておりExploring ES6: 本の紹介と著者インタビューをお薦めする。

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