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Appleが大々的な告知なく、数百万のiOSデバイスのファイルシステムをアップグレード

原文(投稿日:https://www.infoq.com/news/2017/03/apple-switches-iso-apfs)へのリンク

iOS 10.3が一般公開に伴い、何百万ものデバイスがAppleの新しいファイルシステムAPFS使用するようにアップグレードされる。何人かのコメンテータによると、大胆であるが、リスクがないわけではない。

最近のWWDCで発表され、当時InfoQで取り上げていたAPFSは、Mac OS 8.1で導入されたほぼ20年前のHFS+ファイルシステムを置き換えであり、ZFSHAMMERと同じカテゴリに入る多くの機能を備えている。暗号化、コピーオンライト、柔軟なパーティショニング、スナップショット、アトミックセーブなどの高度なサポートが含まれている。

以前にiOS 10.3ベータ版をインストールしていた開発者の多くは、公式の10.3リリースをデバイスにインストールしたユーザは、ファイルシステムの変換によるものと思われるかなり長時間のアップグレードプロセス経験している。しかし、執筆時点で重大な問題は報告されていない。

興味深いことに、これはAPFSの公式デビューとなる。以前はmacFS Sierraで開発者向けのプレビューとしてしか利用できず、APFS形式のディスクを起動ディスクとして使用することができないなど、いくつかの制限があったためである。Appleが数千万デバイスのファイルシステムの変換をほぼ一斉に進めることを決定したのは驚きであった。それは、様々な問題が発生したときの影響範囲を大きくすることになる。それでも、Ars TechnicaのAndrew Cunningham氏は、AppleがiOSプラットフォームを制御し、使用されているハードウェアとパーティションのスキームのすべての詳細を把握していると考えると、この移行は理にかなっていると述べている。さらに、iOSデバイスの閉鎖性は、ジェイルブレイクしていないユーザがデバイスのストレージで混乱する可能性はほとんどなく、今後の動きがより予測可能となる。

しかし、それはAPFSへのアップグレードが多くのユーザにとって望ましくない結果をもたらすことではない。macOSとiOSの開発者であるMichael Tsai氏がブログに書いているように、APFSはHFS+と本質的に異なるものにしている点が複数ある。例えば、APFSがUnicodeファイル名を正規化しない点や、APFSでは大文字・小文字の違いしかない名前のファイルが複数存在できる点である。InfoQはこのような問題を追跡し、興味深いことがあれば報告する。

ユーザのために明白な方法でファイルシステムをアップグレードするという技術的メリットに関して、Redditのユーザであるapplishishは、移行は、データを実際に移動するのではなく、APFSメタデータをHFS+の空き領域に書き込むと説明している。この方法には、変換に問題が生じた場合でも、有効なHFS+パーティションが残っているという利点がある。同じスレッドでRedditのユーザである1337Gandalfは、Appleの動きは、XPを導入し、FAT32ボリュームからNTFSへのアップグレードを進めるMicrosoftを思い起こさせると述べている。しかし、Microsoftのときは、アップグレード中にNTFSにアップグレードするかどうかのオプションが提供されていた

 
 

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