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CodeGearがインテリジェントな補完機能を搭載したRuby/Rails IDEをリリース

先日CodeGearはRuby/Rails用のIDE - 3rdRailをリリース(source)した。IDEの主要機能は以下の通りである。 

Code Navigation: 3rdRailsはラピッドで効率の良いアプリケーション構造のトラバースを補助します。3rdRailはRoRがどのように動作するかを理解しています。従って、開発者は自分が書いたコードの領域を見ているだけで良いのです。

CodeGear Commanders: CodeGear Commandersはコードジェネレータの実行及び他のタスクの実行などのRoRのコマンドラインが持つ能力全てに対して利口なインターフェースを提供し、RoRのコマンドラインをIDEに統合します。コマンド出力はハイパーリンク化されます。従って生成されたファイルやフォルダのリンクをクリックすると、IDE上にクリックしたファイルやフォルダが開かれます。

Intelligent Code Completion: 3rdRailsのコード補完機能は、メソッド名の補完、パラメータの補完及びシンタックスのチェック等のパワフルで統合された機能を含んでいます。3rdRailは開発者が行った文脈を理解し、規約とセマンティックスに基づき次のステップを予測してくれます。3rdRailは数百の選択肢のポップアップリストを簡潔に表示するのではなく、的確な選択肢のみを表示してくれます。

Refactoring: 3rdRailは、特にRoRに対して開発者がアプリケーション設計を改善し、単純化出来るテクノロジーを含んでいます。3rdRailのリファクタリングツールを使うことによって、開発者は結果を変更せずにアプリケーションコードを再編成出来ます。

Web Development Tools: Mozillaブラウザ、JavaScriptのデバッグ、DOMインスペクション、リクエストモニタリング及び他のツールが組み込み済みで、それらのツールを使うと開発者はWebサイトの全ての生成物を編集したり管理するのが楽になります。

InfoQは、CodeGear製品戦略担当副社長のMichael Swindell氏と、3rdRailの開発責任者Joe McGlynn氏に今回のリリースに関して話を聞いた。CodeGearはRuby on Railsを商用利用として興味を示しているエンタープライズ開発者が増加していることを把握していると彼らは言った。この先行指標が3rdRailの開発へとつながった。プロジェクトは、RoR開発者として没頭していた開発チームメンバーの各々で始められた。このプロセスの間、彼らはRoR開発の初心者が遭遇するであろう困難な点を確認した。

InfoQは3rd Railが人気上昇中のJRubyをサポートするかどうか質問してみた。 

主要製品インストーラーは、Ruby、Rails、MySQLとInterbaseのバージョンを任意にインストールすることが可能です。開発者は3rdRailでインストール済みのRubyやJRubyを使えるように設定を変えることが可能です。ターゲットプラットフォームは、プロジェクトごとに変更可能です。

それから会話は、3rd RailをピュアなRuby IDEとして使えるかという点に移ったた。Netbeansでも同様な質問があった。この質問に対して、McGlynn氏は、すぐれたRails IDEを作る第一歩は、すぐれたRuby IDEを作ることだと答えた。Rubyに関しては、編集機能、デバッガ機能、組み込みIVRそしてgemをサポートしている。

InfoQは3rd Railのオープンソースファウンデーションに関して質問した。その質問に対して、McGlynn氏は以下のように答えてくれた。 

3rd Railの開発に関して、開発チームはEclipseプラットフォームから開始しました。JavaのViewはありません。開発チームは、RadRailsやDLTKによって提供された基礎技術を見て、最終的にDLTKをフル活用することに決めました。 CodeGearはDLTKチームと共に働くのが楽しく、Code Gearの従業員の中にDLTKのコミッターが二人います。 所有権が絡むコードとDLTKへサブミットするコードの釣り合いですが、Rubyに関係するものであれば何でも、DLTKへサブミットするようにしています。3rd Railに特化したツールは、製品の一部として保たれます。

3rd Railのより革新的な機能のうちの一つは、コマンドウィンドウである。Swindell氏は、コマンドウィンドウを含めた理由を語ってくれた。 

Railsはコマンドラインスクリプトをフル活用しています。Commanderは、知的な方法でIDEにコマンドラインが持つ力をもたらしてくれます。TRL+Spaceキーでコマンドとオプションの補完を行ってくれます。またCommanderは全てのRailsコマンド、Capistrano及びGemsをサポートします。

会話はコード編集とナビゲーションの話題に移った。 McGlynn氏は、Railsは内部で、マジックを沢山行っている点に注意した。 CodeGearは、編集とナビゲーションを行っている間、Railsが裏側で行っているマジックをユーザの目に見えるようにしたかったのである。その結果、3rd Railのエディタは、動的にメソッドのコード補完をサポートしてくれる。3rd Railのナビゲーションツールは、Railsのディスパッチパスを理解して辿ってくれる。CTLR+ALT+Nキーを押すと、次のディスパッチポイントに辿り着ける。同様に呼び出し階層ビューが、編集パースペクティブの中にある。

最後に、Swindell氏に競合製品であるNetbeans IDE(サイト・英語)のRuby及びRailsサポートに関して質問してみた。 

3rd Railは、頭から尻尾の先まで完全にピュアなRuby/Rails用IDEとして造りました。3rd Railには動的にメソッドを補完する機能のように、NetBeansにはない機能がいくつかあります。

3rd Railは、一年間更新可能なライセンス付きで販売される。第4四半期のリリースでは、Rails特有のデバッグオプション機能が搭載されることが既に予定されている。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/09/3rdRail

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