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決定されないまま90日が経過したApacheからJCKへの要求

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Apache Harmonyの統括責任であるGeir Magnusson Jr氏がSun Microsystemsへの公開書簡(source)で、JCK(Java Compatibility Kit)ライセンスの「受け入れられない(unacceptable)」という制限をなくすべきだという厳しい要求をしてから3ヶ月以上が経過した。Sunは当初、迅速かつ簡潔に「それについて検討しましょう」と申し出る一方で、彼らが所有するJavaのコードをOpenJDKとして公開するために懸命に働いている開発者達に催促していると回答した。現在、それ以上の回答のないまま90日が経過した。

この進展はApache Foundationにとって、それほど大きな衝撃ではない。2つの団体はJCKに関する舞台裏での数ヶ月もの無駄な交渉によってこう着状態にある。
ApacheはSunがJCP(Java Community Process)の原則である協定(PDF・英語)に違反していると感じている。

通り過ぎたもう一つのマイルストーンは、Apacheの要求に対して30日間以内に、SunがApacheの要求に屈するか、それらの状況を説明することだ。書簡では「さもないと」良くない影響があるだろう、ということについての言及は割愛されていたが。 オープンソースコミュニティの一部のメンバは、書簡の論調が少し攻撃的(source)すぎたことを心配している。Dalibor Topic氏がGNU Classpathのメーリングリストで述べた(source)
私は公開書簡を書くなどして、SunがTCKライセンスを独占的に所有していることを公の場で非難することで、SunのPRチームの時間を浪費したのかもしれません。例えば、SunがTCKの「リードオンリー」ライセンスをリリースしたときに、私はそれをからかいました。それは、喜劇を演じるには最善の試みでしたが、私に言える限り、その特殊なライセンスに対しては少しも影響を与えませんでした。

私が見てきた限り、願いをかなえるのに数十億ドルの企業を「辱め」ようとしても、絶対にうまくはいきません。そして大抵は、前向きに働こうとしていた人々をうんざりさせるだけです。Harmonyを設立する際の活動から学んだ経験です。

多くの人々は、Apacheが彼らの信念のために立ち上がったことに満足したが、今では、彼ら自身が自らに課した期限までに反応を得られないことで、彼らがいささか無力に見えることを懸念している。Harmonyのメーリングリスト(source)には、この難しい局面を考慮するべき、新たな状況について詳細に説明しようとする多くの活動がある。Harmonyのコミュニティは、秘密保持契約(NDA)に署名を要求するなど「オープン」プロセスに適合しないJSRから撤退するという提案に投票している。オープンな組織を構築するために妥当なことのように思われるが、NDAはApacheがJCPプロセスとの関係の維持を確実にするための必要悪だった。それは飲み下すには苦い薬で、結局のところ、Harmonyの目標は認定されたJavaの実装を作成することで、それは仕様策定者によって規定された要求を、彼らが受け入れた場合にのみ達成できる。


OpenJDKには、SunがJCKへのオープンアクセスに関する条件を公平にすることを余儀なくするだろう、という希望(source)があった。Andrew C Oliver氏は、彼らが公表した出来事を見守り、有効な要約(source)を提示する。彼はSunのライセンス制限の動機に関する奇妙な見解を提示する。
興味深い記録は、Sun自身のOpenJDKはこれらの「利用領域」制限の対象ではないが、GPLv2(関係するコンポーネントにGPLを伝播する特別な拡張付き)および特別なバイナリライセンスの下で認可されていることだ。これは財政的というよりも法的な動機を指摘している。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/07/apachejck

(この記事は2007年7月30日にリリースされました)

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