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OpenCSA総会はSCAの標準化活動を推し進める

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最初に世の中にリリースされてからほぼ2年が経ったが、この度、OASISは、SCAの様々な仕様に尽力する6つの新しい技術委員会の設立を発表した。SCAについてご存知ないかもしれないので、BurtonのVPで調査担当重役でもあるAnne Thomas Manes氏による要約を次に示す。
「ビジネスの機能は一連のサービスとして提供され、特定のビジネスニーズに対するソリューションを構築するためにそれらのサービスはお互いに密接につなぐことができる、という考えにSCAは基づいています。このような複合アプリケーションは、そのアプリケーションのために特別に作られたサービスと、既にあ るシステムの既存のビジネス機能を再利用したサービスを持っているはずです。SCAは、開発者がIT資産を再利用可能なサービスに変換するのに必要な使いやすいツールを供給できるようにすることで、SOA設計プロセスを整備する可能性を提供します。」

6つの委員会とは、SCA-アセンブリ、SCA-バインディング、SCA-BPEL、SCA-C-C++、SCA-J、そしてSCA-ポリシーである。 SCAの他分野の開発が進むにつれて、技術委員会はさらに設立されるだろう。OASISのスタンダード開発ディレクターであるJames Bryce Clark氏は次のように言い足している。
「これらの6つのOASIS SCA技術委員会はSOAプロジェクトの実装の‘最後の一歩’に取り組もうとしています。例えば、ソフトウェア技術者グループがCやBPELを使用して2つの特有なサービスから1つのアプリケーションを作り上げようと思ったら、設計を選ぶのが難しいという問題にぶつかるでしょう。SCA 技術委員会は、言語の結合、ポリシーフレームワーク、そしてコードパターンという形で、実用的な支援を行う予定です。」
SAPによって主催され、Oracleが協賛している総会は、これらの技術委員会が実際に活動する場となっている。ただ、初日に“一般公開日”があるの で、誰でも参加してSCAとその利点について学ぶことができる。私達も過去に何回かSCAについて議論したが、白熱した討論となることがしばしばであった。SCAの開発がすべての来訪者(そう、OASIS会員すべて)に開放される日まであと2,3週間しかない。もともとの参加企業の他にどれくらいの人が興味を持ってやって来るのか、そしてどれくらいの変更を推し進めようとしているのかを見るのは興味深いことだ。総会は色々な理由で重要なイベントとなるだろう。それが人々の興味のバロメーターとしての役割を果たすからだ。

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