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帳票ツールのRuport version1.2がリリース

Ruport(サイト・英語)はRubyで実装された拡張可能な帳票システムで、Rubyを使用して帳票システムを拡張することが出来る。Ruportがサポートしているデータ入力の形式は幅広く、CSVやActiveRecordモデルなどもサポートされている。 出力に関してはCSV、HTML又はPDFフォーマットがサポートされている。

Ruportは普及してきており、見た目がプロフェッショナルなレポートを必要としているプロジェクト、例えば、Jeremy McAnally氏によるGoogleの夏のコードプロジェクトであるdcovはRuportを使用して結果をフォーマットしている。

新しいリリースであるversion1.2がちょうど発表されたばかりで、役立つ機能が追加され機能が向上した。 version1.2の新しい機能(source)は以下の通りである。
  • Data::Feederクラスはデータのカスタム変換及びフィルタ処理を担う。
  • Groupingクラスにsigmaメソッドが追加された。(Dave Nelsonに感謝)
  • Formatter::PDFクラスのdraw_text! メソッドは、マージンを無視して絶対位置にテキストを描く機能になる予定である。
  • Formatter::Templateクラスは、レンダリングのオプションに対するシンプルなテンプレートシステムを提供する。
version1.2がリリースされたので、アップグレードを考えているRuportユーザは、アップデートを必要としてるかどうか確認するために version 1.2で機能が変更されたもの(source)をまとめたリストに注意してほしい。
  • acts_as_reportable は、実在する関連名を使うようになった。
  • Data::Tableクラスのコンストラクタは、Data::Tableクラスのオブジェクトの代わりにData::Feederクラスのオブジェクトへ処理を委譲した。
  • Data::Tableクラスからappend_hash、append_array及びappend_recordメソッドが削除された。
  • Renderer::Hooksクラスのrenderable_data()メソッドのシグネチャがrenderable_data(format)へ変更された。
  • Formatter::PDFクラスのdraw_textメソッドは、描画中のカーソールの位置を変更しなくなった。
  • Ruport version 0.7のstage buildingシンタックスは削除された。
現在も継続して更新しているものとして、Ruport Book(サイト・英語)というものがある。これは無料の本で、既存のRuport APIドキュメント(サイト・英語)を補完したり、Ruportの使い方が書いてある本である。Ruport周辺のプロジェクト、例えばRailsのサポートはどうなっているのかなどは、http://code.rubyreports.org/を参照してほしい。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/08/ruport-1-1

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