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WicketユーザがJSFに立ち返る

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Peter Thomas氏は、ごく最近にWicketでの開発をした後で、JSFをもう一度見直した。その評価は、彼が最近書いたSpring MVC/WebflowからWicketへ移行したという記事によって刺激させられたものである。多くの読者は、彼がJSFを重要視しているのであれば、今までの彼の考えに賛同してきた多くの読者にとって、それは好奇心のそそられる内容である。Thomas氏は、JSFとWicketを比較するための簡易なディスカッションフォーラムを作っている。彼は、web.xml、依存性、ページ毎のビジネス/プレゼンテーションコンポーネントを含む、Webアプリケーションの様々なものにおける比較を行った。彼の結果の中で注目すべき点は、次の通りである。

プロジェクト構造 - Wicketは、JSFで必要なfaces-config.xmlのような、XMLによる設定といった余計なものが必要ない。さらに、JSPも不要である。

フットプリントと依存性 - Thomas氏は、Jettyを使用して評価した。Wicket用にJettyからJSPサポート機能を取り除いて、5M以上となった。JSFの場合は、ライブラリの依存を含めて約3MBとなり、Wicketと比べて2M少ない結果となった。

ページの複雑さ - Wicketでは、複雑なコードをJavaのコードで書くことができる。JSFでは、複雑な部分の殆どをJSPページに書かなければならない。

Thomas氏の比較結果が正しいものであるとのコメントは、次のとおりである。

2007年で、最先端をいっているものではないでしょうか?JSFで開発するJBoss Seamを見ると、より一層楽しみになります。誤解しないでほしいのは、私は、Wicketとその考え方が好きです。しかし、特に、Thomas氏が示してくれたちょっとしたサンプルを見ると、今のJSFと比較するのは公平ではありません。

一方で、他の読者は次のように書いている。
素晴らしい記事です。私は、両方の技術で仕事をしたことがありますが、今回のような比較検討は、読みやすく理解しやすいものでした。ベンダー固定の技術は、JSFでの開発をより簡単なものになってしまうので、私は、今回の比較検討は公平なものであると思います。
(原文は2007年5月18日にリリースされました)

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