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自己組織チームはもう必要ない?

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彼のCutter Consortiumブログにおいて、Jim Highsmith氏は自己組織のチームという用語は”Agileコミュニティにおいてその実用性を使い果たした(source)ゆえに置き換える必要がある。”ということを提示している。また彼はLight-Touchリーダーシップがより適切である事も提案している。しかしながらこれは自己組織のチームの必要性と それぞれのチームメンバが”事を成し遂げるための仕事”に集中するのを妨げるのではないだろうか?

Highsmith氏は自己組織という用語が、混沌としたリーダーレスなチームを表すものであると誤解されていると考えている。

そうしたら、自己組織の概念を瀬戸際から連れ戻して、それを主導性ゼロよりもむしろ権威に満ち溢れた主導性の領域に戻すにはどんな言葉を使用したら良いだろうか?適応性ソフトウェア開発(source)、私はコマンドコントロールマネジメントの概念の代わりに、リーダーシップコラボレーションマネジメントという用語を使用しました。この本はAgileコミュニティの活動的な部分としてのリーダー(一人の人において)とリーダーシップ(状況を判断してリーダーシップを取れるメン バー誰でもにおいて)のコンセプト、そしてそのリーダーシップモデルの外観がどんなものかに関して詳細に記載してあります。彼の本の中で、 "Managing Agile Project"(source)の著者であり、またCutterのシニアコンサルタントであるSanjiv Augustine氏もまたこの問題を提示しており、マネジメントに"ライトタッチ"を加えるように呼びかけています。私がAugustine氏の用語を考えれば考えるほどそれが好きになるので、自己組織という言葉を置き換えるのに"Light Touch リーダーシップ"というコンビネーション用語を提案します。

でもこの考え方は、高パフォーマンスチームにおいて自己組織のチームが一番の成功の要因であると考えるチームのメンバー達には通用しない。実のところほとんどの人たちがそのありがたみを忘れ、”自己組織のチーム”は私達の言語の一部となったのである。例えば、

  • "The Responsibility Virus Helps Fear Undermine Collaboration"(source)のDeborah Hartmann氏のレビューでは、その本の中で説明されている問題を解消するパラダイムシフトは自己組織のチームに大変似ていることを提示している。
  • Christopher Avery氏の本"Teamwork is an Individual Skill"(source)は、高パフォーマンスのチームがどのように個々の責任と責務を取っているのかを解説している。Mike Cohn氏は”私はこの本をオスロからの帰りの便で読みました。素晴らしいです!先週これを何十回も人に勧めたんですよ。”と述べている。
  • 高パフォーマンスAgileチーム: コラボレーションの概観(source)Jim Ruchlin氏はパフォーマンスチームを非常にコラボレーティブなチームとして解説しているが、これは自己組織と同じなのだろうか?(そのように見えるが。。。)

Jim Highsmith氏はAgileコミュニティの思想的なリーダーである。自己組織のチームの概念はもう実用的ではなくなったのだろうか? かもしくはまだそれはとても重要でそれが”混沌としている”と見なされている事実は、高パフォーマンスチームへの移行における成長期に良くある苦しみなのだろうか?

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/11/no-self-organizing

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