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Javaデベロッパの64%に使用されているTomcat

BZ Research(サイト・英語)が行った最近の調査によって、Apache Tomcat(サイト・英語)はJavaコミュニティで最も多く使用されているアプリケーションサーバであるということが明らかになった。この調査によって、TomcatはエンタープライズJavaデベロッパの64%に使用されていることが分かった。クラスタリング、セッションレプリケーション、そしてJMXベースのサーバモニタリング とマネジメントのサポートを備えていることによって、Tomcatコンテナは他のアプリケーションサーバに比べてデベロッパたちから多大な人気と支持を得た。またIBM WebSphere(サイト・英語)RedHat JBoss(サイト・英語)アプリケーションサーバが2位、3位に続いている。

Alex Handy氏はこのトレンドに関する記事(source)をSoftware Development Timesマガジン(source)に記載している。その記事において、彼はJavaデベロッパはアプリケーションをホストするためのJ2EEコンテナを選択する際に簡易性を最重要の条件として考えると述べている。

オープンソースサポート会社であるCovalentのMark Brewer氏は、Tomcatの成功は、デベロッパたちが独立型のTomcatを彼らのデスクトップ上で始め、WebアプリケーションをWebSphereかもしくはJBossアプリケーションサーバがアプリケーションをホストするのに使用されているより、レベルの高い環境に促進することによって引き起こされたと見ている。これら二つのサーバがTomcatをサーブレットコンテナとしてバンドルしているので、たくさんのコードデベロッパたちがローカルのTomcatサーバ内で、それをコードかもしくは設定ファイルの変更なしに生産環境に移行できるかどうかを試みた。もう一つのJava EE 5コンプライアントアプリケーションサーバApache Geronimo(サイト・英語)もまたそのサーブレットコンテナとしてTomcatを使用している。

Tomcatの良い部分は、ほとんどのエンタープライズアプリケーションがEJB、Java Messaging(JMS)かもしくは商用のJ2EEアプリケーションサーバによって提供された分配型トランザクション(XA)を必要としないところである。彼らが必要なのはクラスタリングサポートを伴うJava 5-コンプライアントWebコンテナなのである。Tomcat開発チームは2004年の5月にクラスタリング(サイト・英語)とレプリケーション機能を発表し、またそれは最新のバージョン(6.0)にも引き続き備えられている。また彼等はJMXテクノロジに基づいてサーバモニタリングサポート(source)を強化した。クラスタリングが混合されてMorgan Stanleyのような金融組織を含め、たくさんの会社が彼らのJavaアプリケーションポートフォリオをTomcatプラットフォームに移行している。ベンチャーキャピタルがバックアップするオープンソースの分配型ソリューションであるTerracottaもまた、Tomcat用の独創的なセッションクラスタリングを提供している(source)

最近のQConカンファレンス(サイト・英語)で行われたみなさんが興味を持っているアーキテクチャ(サイト・英語)に関する講義において、ほとんどのスピーカー達がエンタプライズアプリケーションをアーキテクトする際にEJBかもしくはXAトランザクションを使用していない事を述べていた。

Forrester Research(サイト・英語)グループのMichael Goulde氏は、TomcatがApacheWebサーバとMySQLデータベースに次いで多分3番目に多く使用されているオープンソースコンポーネントであると述べた。また、彼はTomcatを使用するのに興味があるのはWebデベロッパだけでなく、SOAデベロッパもまた興味を示していたと話している。ActiveMQとApache CXFのようなSOAツールとTomcatコンテナの統合は、エンタープライズSOAスタックにおいて考慮するのに良い候補者となる。

Tomcatバージョン6はいくつか新たな機能を発表した。

  • Cometサポートが非同期HTTPリクエストプロセスを可能にするので、サーブレットがデータを非同期にクライアントに記述し、入力をプロセスすることができる。
  • ExecutorはWeb管理者がカタリナコネクタが一つ、もしくは一つ以上のスレッドプールを分配するのに使用することのできる共有Executorエレメントを設定するのを可能にする。以前のバージョンにおいてはそれぞれにコネクタに別々のスレッドプールがあった。
  • NIOコネクタはTomcatに使用されている従来のHTTPとAJPに加えて、非ブロックJavaコネクタ(Http11NioProtocolと呼ばれる)の設定を可能にする。

Tomcat 6はServlet 2.5とJSP2.1仕様をサポートしており、またそれはApache License Version 2.0(サイト・英語)の下でライセンスされている。デベロッパ達は最新のバージョン6.0.14は現在ダウンロード(サイト・英語)が可能となっており、またユーザーディスカッションに 参加できるようTomcatユーザのメーリングリスト(サイト・英語)にも登録できる。

BZ Researchの調査にはBEA WebLogic(サイト・英語)、Oracleアプリケーションサーバ(サイト・英語)、Sun Java エンタープライズサーバ(サイト・英語)、Apache GeronimoとSAP NetWeaver(サイト・英語)もまた含まれていた。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/12/tomcat-favorite-container

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