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Erlang1.0への道のり

Erlang(サイト・英語)は1987年にEricssonが最初に開発した並列のプログラミング言語とランタイムシステムである。1998年にEricsson(サイト・英語)は Modified MPL(Mozilla Public License)の下でオープンソースコミュニティにErlangをリリースした。

最近Erlangが少し話題にはなっていたが、ほとんど今まで優れたツールサポートは存在していなかった。そしてデベロッパたちはemacsのようなテキストエディタを使用するしかなかった。しかしながら、Vlad Dumitrescu氏はErlangアプリケーションの開発を発展させるため新たなプロジェクトを開始した。Erlide(サイト・英語)はそのプロジェクトの名前で、それはEclipseプラットフォームに基づいたIDEである。

InfoQはErlideの歴史、現在のその状況、またその将来的な展望を探るためVlad氏にインタビューを行う機会を設けた。
Erlang用のIDEを作るというアイディアはどこから来たのですか?
その当時しばらく休止状態にあったEclipseプラグイン(Eric Merritt氏、Marc van Woerkom氏著)としての実装のコンセプトが既に存在していたのです。
Eclipseプラグインが始まって以来Vlad氏のEclipseを使用するという選択は明らかなものだった。Vlad氏はまたEclipseを使用するという自身の選択は他にいくつかの要因があった事を述べた。
  • 私は仕事でEclipseを使い始めて、何かもっと楽しいことをしながら学ぶほうが良いと感じたのです。
  • その当時(2002-2003)、Netbeansはそれ自体の言語サポートを開発するためのサポートという点においてEclipseとはかけ離れたものでした。
どれくらいのデベロッパたちがErlideに取り掛かっているのでしょうか?
Ericssonからサポートを得られるのは光栄です。多かれ少なかれフルタイムでErlideに取り掛かっているデベロッパ(Jakob Cederlund氏とTomas Daarstad氏)が二人いるのです。

Erlideはemacsの実行可能な代替策になっているのでしょうか?   
さて、それは”実行可能”をどのように捉えるかによるのです。それにはデフォルトのemacのモードに匹敵する機能が備わっているのですが、まだやらなくてはいけないことはたくさんあるのです。そしてそれはまだアルファ状態にあるのですが、というのもまだ”アホな”バグが安定性に支障をきたしているということ ですが、現在それらは順調に修正されています。

IDE(機能、向上、等)の将来的な見通しはどのようなものですか?
一番の重点は安定性と既存のErlangツール(主にデバッガ、トレーシング、プロファイラ、ダイアライザ(静的コードアナライザ)との統合です。そしてたくさんの向上が成されている新たなErlang R12リリース用のサポートを付加する必要があります。
長い目で見て、私はカスタムの拡張ポイントを加えたいので、追加サポート開発はErlide全体に対応する必要なくコミュニティによって付加されることが可能なのです。私達の目標の一つは大変薄いJavaラッパーと、Erlangに重要なものを全て持つのと同時にErlangデベロッパたちがJavaを学ぶ必要なしで環境をカスタマイズするのを可能にするためその障壁を低めることです。

1.0のリリースはいつごろになると思いますか?
私は性能のさほどよくない1.0を持つよりも、とても質の良い0.9バージョンを持つほうが良いと感じている人々の中の一人ですが、上記で述べられたサポートを踏まえて、2008年の末までに1.0の完成を目指します。
Vlad氏が述べているようにErlideは現在の0.3.36.のバージョンにおいてはまだまだ未成熟である。Erlide開発チームはIDEの1.0バージョンリリースへの道のりは険しいだろう。

ErlandとErlideに関する更なる情報に関しては下記サイトを参照して欲しい(すべて英語)。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/01/erlang-ide

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