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Java Posse Roundup 2008およびOpenSpaceコンファレンスが開催

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先週、コロラド州クレステッドビュートで、2008 Java Posse Roundupが開催された。RoundupはOpenSpaceのコンファレンスである(source)
OpenSpaceは、コンファレンスの成り行きを自己管理する単純な方法論である。議論の対象となるトピックに強く興味を持つ人びとの参加のもと、成り立っている。事前に予定 されているトピックの一覧はなく、討論の場となるメイン会議室に時間帯と空間のみが準備されており、関心がある参加者がトピックを提案したり、時間帯を決める。
Java Posseは、経験豊かな4名のソフトウェア設計者で構成されている。その4名は、Tor Norbye氏(Sun Microsystems)、Carl Quinn氏(Google)、Dick Wall氏(Google)およびJoe Nuxoll氏(Navigenics)である。彼らは、JavaPosse.comでリリースされている有名なJavaポッドキャストを主催している。Bruce Eckel氏と共にRoundupコンファレンスを開催した。

今年のRoundupには、およそ35名の出席者の他にJava Posseが参加した。Roundupは、OpenSpaceフォーマットに特別な様相を加えた。ロッキー山脈のスキー場の町の景観のおかげで、特別にくつろいだ雰囲気を醸し出したのである。

コンファレンスの出席者であるDianne Marsh氏が、実行中のOpenSpaceモデルについて説明している(ブログ・英語)
今年、このコンファレンスにおけるコラボレーション的な側面が非常に拡大しており、われわれの多くが「ワークショップ」をおこないたいと感じていた。そこで、協力していくつかワークショップを追加して、夕刻夕飯を取りながらまたは日が落ちる前にセッションをどうにかやりこなした。とある午後Joeとわたしで、 Scalaコードについて協同で作業し、午後の早い時間帯のセッション(日が沈んで、電気を点ける前の時間)でJavaとScalaの比較をするセッショ ンをおこなった。このように柔軟におこなうということは、オープンスペースの利点を大いに物語っている。従来どおりの出来事として、未だにホテルの部屋にこもって共同でコードに取り組んだとしても、その経験のみでしか自分のためにはならないであろう。その他の出席者はその経験のことさえ知らずに、それについての話に耳を傾けることは確実にないであろう。
コンファレンスの主催者であるBruce Eckel氏は、今年のコンファレンスについての考えをInfoQ.comに語った。
繰り返しになるが、すばらしいコンファレンスだった。みなが口をそろえたように、特別な時間を過ごしたと言っていた。わたしが気に入っているところは、このコンファレンスの機能について説明した後で、そこから離れただけでコンファレンスの参加者になるということだ。その時点で人びとが集まり出して、それが 実体をなし、目指している方向に展開していく。
Roundupは、ソフトウェアでの新しい動きについて知ったり、業界の傾向を知る絶好の機会を提供する。今年のコンファレンスのセッションのトピックは多岐にわたり「RIAエコシステム」「なぜAgileはハードなのか?」「「知っている」ということから始まる間違いを避けるには?」などであった。また、夕方には5分間のライトニングトークがあり、そのトピックは「汚いぞリッチ(Fiex)クライアント」や「内燃機関」などがあった。

コンファレンスについてのまとめの対話が、JavaPosse.com(source)に掲載されている。また、別の討論会が今後数ケ月以内にポッドキャストの形でリリースされる予定である。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/03/javaposse-roundup-2008

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