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Backbase 4.2の機能には新しいData ServicesやSpring MVC Connectorなどが含まれる

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Backbaseはほんの1週間ほど前にJavaフレームワーク向けのEnterprise Ajaxバージョン4.2を(source)リリースした。今回の新リリースではJava開発者に完全なAJAXプラットフォームを提供するが、StrutsやSpring MVC、Java Server Facesなど、開発者が現在使用中のフレームワーク多数も初めからサポートしている。BackbaseがEnterprise Ajax for Javaで最終的に目指しているのは、FlexやSilverlightのようなプラグインの代替物を標準ベースで供給し、類似の機能やサポート、開発ツールを提供することである。

InfoQでは、BackbaseのMichel Gerin、Jep Castelein両氏と接触し、今回のリリースについて聞いた。

今回のリリースで新しくなったこと

  • 新しいData Servicesにより、ほんのわずかのプログラミングでデータの引き出しが可能。生のXMLを簡単操作してJavaデータオブジェクトに変換できる。

  • JSFのサポートにより、プログレッシブHTMLが可能になり、GoogleガジェットやYUIウィジェットなどのサードパーティのAJAXクライアントをサポートする。

  • StrutsコネクターがData Servicesをフル活用するようになり、Struts 2.0をサポートし、更新版のサンプルアプリケーションが入っている。

  • 新規コネクターとしてSpring MVCもサポートされている。

Enterprise Ajax for Javaフレームワークではunobtrusive JavaScriptがすでに利用されていることをGerin氏が認めている。

Unobtrusive JavaScriptが新生パラダイムとして認知されるようになったのはつい最近になってからですが、Backbaseでは4年前から基本になっています。Backbaseのアーキテクチャの先進性を物語っているのではないでしょうか。

他のフレームワークについて

Enterprise Ajax for Javaを他のオープンソースフレームワークと差別化するものは何か。たとえばPrototypeを使っても(source)、開発者はAJAXが可能なページを書くことができるし、Prototypeは完全に無料だ。Castelein氏は次のように答えている。

オープンソースのAjaxフレームワークのほとんどがクライアントオンリーであり、Javaに特化したものではありません。他のオープンソースフレームワークでJavaに特化したものもありますが、Javaが必須となるので(Icefaces、GWT)、クライアントオンリーのバージョンはありません。Backbase Enterprise AjaxはJavaに特化していて、かつ、クライアントオンリーのバージョンを提供しているという2点で、他に類を見ないのです。

Castelein氏が以下に説明するように、Backspaceが提供する利点には、より優れた機能と高レベルのサポートも含まれる。

〔Enterprise Ajax for Java〕は、より複雑なAjaxプロジェクトに焦点を合わせています。250を超えるウィジェットや機能がついてくるだけではなく、XPath 2.0やSMILといった多数のW3C標準を実装しています。Backbaseには1日24時間、年中無休のサポートデスクがありますし、全世界を対象とするコンサルティングチームが非常に厳しい要求をお持ちのお客様でもサポートします。構築済みのウィジェットが付属していないPrototypeは、非常に軽量なライブラリであり、比較的単純なAjaxプロジェクト向けで、商用レベルのサポートを提供する企業も存在しません。
Gerin氏はさらに、スケーリングが重要になっていると話している。
Prototypeベースのアプリケーションは拡大するにつれ、その基礎をなしているJavaScriptが爆発的に複雑化し、機能追加のコストが急上昇します。一方、Backbaseを駆動力としているアプリケーションは、機能とスケールを拡大して何十万というユーザを処理しながらも、その維持管理と拡張が容易であることに変わりはないのです。

コミュニティ・ライセンシング

Enterprise Ajax for Javaは商用プロダクトだが、オープンソースプロジェクトはそれでも同製品を活用できる。実際、すでに活用しているプロジェクトも存在する。Backbaseのコミュニティ・ライセンスにより(source)、開発者はオープンソースプロジェクトの中にこのフレームワークを無料で統合できる。Castelein氏がライセンスについて説明する。

コミュニティ・ライセンスを使えば、各企業、最高2基のサーバーCPU上でBackbaseサーバーソフトウェアを無料で使えます。オープンソースプロジェクトの場合は、READMEファイルかリリースノートにコミュニティ・ライセンスの要約を掲載すれば、Backbaseソフトウェアを無料で入れることができます。

将来について

Enterprise Ajaxに今後新規追加になる主要なものとしては、EclipseをベースにしたビジュアルエディターのVisual Ajax Builderが(source)挙げられる。読者も登録しておけば(source)、Visual Ajax Builderのベータリリースが利用可能になったらすぐに入手できる。

パフォーマンスの分野では常に改良が施されている。パフォーマンスの分野では常に改良が施されている。現在は静的HTMLページと動的AJAXページで、ページの読み込み時間に違いが出てしまうが、Backspaceは将来のリリースで、この違いをなくしたいと思っている。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/backbase-42

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