VMWareは先ごろ、VMWareのVI SDKを、BSDライセンスの下でオープンソース化した。VMware Virtual Infrastructure Java APIは、マネージドオブジェクトモデルを完全にサポートするライブラリと、VMware Virtual Infrastructure Web service interfaceを利用するVMware仮想マシンやサーバを、管理および制御するためのユーティリティのセットだ。このリリースのハイライトは以下のとおり。
- 正しく定義されたマネージドオブジェクトモデルによる、OOプログラミングを可能にする。
- ManagedObjectReferenceを利用する必要性を減らす。
- PropertyCollectorの複雑さを隠蔽する。
- VI SDKのWebインタフェースを簡略化するために必要な、ユーティリティクラスを提供する。
- 現在のVI SDKのWebサービスインタフェースを、そのまま活用する。
- API自体の、とても小さなフットプリント(メモリ使用量)。
初期のコメントは好意的だ。Scott Loweは、以下のように述べた(source)。
....マネージドオブジェクトからプロパティを取得するなら、VI SDKよりも、VI Javaを使うほうが、はるかに簡単そうです。
Steve Jinは、VMWare Developer Centerのブログ上で、Javaの別の能力(Jython)とともに、新しい機能を利用する例を(source)提供している。
...もしVI SDKのWebサービスインタフェースを直接、利用したら、この7行のJythonコードは、100行以上なるかもしれません...
彼はまた、JythonによるVIのスクリプティングについて、詳しく紹介するリンクも(source)提供している。新しいAPIをすぐに理解するのを助ける、完全なオブジェクトモデル図も見ることができる(source)。
原文はこちらです：http://www.infoq.com/news/2008/06/vi-java