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Infragistics 社の NetAdvantage JSF Component Suite がポータルサポートを提供

Infragistics 社の NetAdvantage (リンク) JavaServer Faces (JSF) UI Component Suite がポータルのサポートとポートレット間コミュニケーションを提供する。Infragistics 社は(リンク)、JSF を使って Java や J2EE アプリケーションを構築するのに利用できる AJAX 対応コントロールのツールセットである NetAdvantage for JSF 2008 Volume 1 (バージョン 8.1 ) のリリースを発表した(リンク)。NetAdvantage for JSF はカレンダーやメニュー、ツリー、タブ、サイドバー、スタックバー、入力用コントロール( E メールや通貨、パーセンテージ、数値パターンのためのカスタマイズされたコントロールを含む)といった UI コンポーネント(ルックアンドフィールはカスタマイズ可能)を提供する。また、階層ビュー付のデータグリッドや、Java Binding for OpenGL (JOGL(リンク)) API にもとづく 2D および 3D のグラフを描画する WebChart コンポーネントも含まれている。

今回のリリースで利用できるようになった新しい機能のうちいくつかを次に紹介する(リンク)

  •  ポータル環境においてポートレット間のコミュニケーションを可能にしてくれる AJAX オペレーション。ポータルサポートには BEA の WebLogic Portal 10 (リンク)、IBM (リンク) の WebSphere Portal 6.1、JBoss Portal (リンク) (バージョン 2.4 および 2.6) が含まれる。
  • 新しいブラウザウインドウを開くことなくダイアログボックスの機能をアプリケーションに追加することのできる WebDialogWindow (リンク) コンポーネント。昨今のブラウザが提供するポップアップブロッカーを回避することを可能にしながらも、ユーザからはポップアップウインドウと同じように見える。ダイアログウインドウのコンテントエリアには HTML マークアップが自由に利用できる。また、WebDialogWindow はモーダルとモーダルレスいずれのダイアログボックスも表示可能だ(モーダルとはユーザがダイアログを操作してそれをクローズするまで、Web ページの他の部分が操作できなくなる表示形式。モーダルでない場合、ユーザはダイアログを開きながらページの他の部分を自由に操作できる)。
  • WebChart  (リンク) コンポーネントに Treemap Chart が新たに追加された。Treemap Chart を使えば、四角形のスペースに大量のデータを表示できる。大量のデータを扱うアクティビティをモニタリングするのにも利用できる。
  • WebGrid (リンク) コンポーネントは、固定されたカラム、必要に応じてロードされるスクロール機能、複数カラムによるソート、セルの編集といった新しい機能をサポートしている。ネストした(あるいは階層構造の)グリッドを使えば、グリッドの中にサマリ情報を表示することができる。グリッドの見た目は普通だが、それぞれの行を展開すれば詳細情報が表示される。ネストしたグリッドコンポーネントの利用例として、従業員を勤務地や部署ごとに表示したり、売りに出ている土地を都市ごとに表示したり、といった用途が挙げられる。DataTable コンポーネントも、これらの機能を同様に提供している。

NetAdvantage Component Suite には、他に次のような興味深い機能がある。

  • 大量のデータを扱うための Smart-Data-Binding と Smart-Paging 技術
  • ユーザによる UI コンポーネントの操作と AJAX 呼出の間で、クライアントとサーバの同期状態を維持するための、組み込みの状態管理機能
  • コンポーネントの視覚的なプログラミングや宣言的なプログラミングのサポート、Facelets(リンク) や JSR-168 (リンク) 準拠のポータルのためのサポート

InfoQ は製品の強化や新機能にむけた今後のロードマップについて NetAdvantage 開発チームに話をきいた。開発チームによると、向こう数年は、継続的にグリッドコンポーネント機能の改善に取り組んでいくつもりだという。特に、グリッドへのスプレッドシートのような機能の追加や Excel バイナリフォーマットへのエクスポート機能に力を入れるようだ。ちなみにこのコンポーネントはすでに CSV 形式でのエクスポートをサポートしている。また、スライダーやプログレスバーやファイルアップロードといった UI 機能をサポートするために新しいコンポーネントの追加も行われていく見通しだ。

NetAdvantage は JAR ファイル、CSS ファイル、JavaScript ファイルのセットとして配布されており、簡単に Web アプリケーションに組み込むことができる。サポートしている JSF のバージョンは 1.0 と 1.1 で、また、Hibernate(リンク)、Spring(リンク)、Enterprise JavaBeans (EJB(リンク)) あるいは Java Data Objects (JDO(リンク)) といったサーバサイドのモデルもサポートしている。NetAdvantage の UI コンポーネントは .NET と Windows Presentation Foundation (WPF) プラットフォーム用にも利用できる。また、Rational Application Developer 7 (リンク) や NetBeans (リンク) (バージョン 5) や Eclipse などの(リンク) IDE との統合もはかられている。Eclipse 用の Visual Designer プラグインでは NetAdvantage のコンポーネントを使った JSP の開発をドラッグアンドドロップで進めることができる。

NetAdvantage JSF Component Suite の評価バージョンはこちらからダウンロードすることができる(リンク) 。製品についてもっと詳しく知りたい方は、NetAdvantage Component Suite のオンラインドキュメント(リンク) とナレッジベースを (リンク) 参照してほしい。

原文はこちらです:   http://www.infoq.com/news/2008/06/netadvantage-jsf

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