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Osloが公開

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Professional Developers Conference (PDC) 2008(リンク)が近付くにつれ、Douglas Purdy氏(リンク)、Don Box氏(リンク)などはMicrosoft Oslo(リンク)に関する情報を開示している。

ここ最近まで、MicrosoftはOsloを社内トップ秘密の1つとしてきた。OsloはMicrosoftの今後のSOA戦略であり、分散アプリケー ションサーバもしくはMicrosoftの統合SOA製品ポートフォリオであるという多くの噂がこれまで飛び交った。最終的に、OsloのProduct Unit ManagerであるDouglas Purdy氏がOsloとPDCでのその技術について話すことを発表した。その発表において、氏は「Osloはモデリングツールである」ことを述べてい る。

これを受けて、われわれはOsloを以下の3点にまとめた。

  • リッチで視覚的な方法でモデルを定義し、それと対話するのに役立つツール
  • テキストドメイン固有の言語およびデータモデルの作成および使用に役立つ言語
  • モデルをツールとプラットフォームコンポーネントの両方で利用可能にするリレーショナルリポジトリ

それだけである。以上がOsloに関するすべてである。.

見たところ、Osloのスコープは期待に応えるものではないが、Douglas氏は「このプラットフォームがソフトウェア開発およびその管理に及ぼす影響 は、 変化する」と付け加え、「Osloはすべての人をプログラマ(たとえ皆がそれを知らなくとも)にするためのビジョンの第一歩である」とした。

Don Box氏が加わり、Osloの目的(リンク)を「純粋にデータから実アプリケーションを構築可能にさせること」と説明している。

われわれは「Oslo」を構築してソフトウェアの開発、デプロイおよび管理プロセスを簡易化している。目標としては、デベロッパの意図とデプロイされ実行 される実際の成果物の間のギャップを埋めることである。われわれがとっているアプローチは、アプリケーションの定義をさらにデータワールドに移行すること で、デベロッパの元々の意図に関してより簡単に質問することができる。

Don氏によると、サービス、アプリケーションおよびプロセスを定義するすべてのデータは、開発および実行時の両方で利用可能になる予定である。また Osloは、これらのデータで「インスタンス化」されるターゲットプラットフォームコンポーネント向けのスキーマを提供する。データはデフォルトでリレー ショナルデータベースに格納されるが、Osloはリレーショナルモデルに限定されない。事実Osloのモデリング言語は抽象データモデルに対してビルドさ れる。

eWeekの記事でDarryl Taft氏はDon Box氏、Steven Lucco氏およびBrad Lovering氏にインタビューをしている。そこで、Osloはデータ駆動のアプローチを重要視していることを説明し、D(モデリング)言語の役割の詳 細を深く探求している。詳細はeWeek記事(リンク)を参照のこと。

IOsloの幕開けで、.NET Frameworkのコアコンポーネントの今後に関して不透明な点がある。これらがMicrosoftの分散コンピューティングプラットフォームの基礎で あり続けるので、Nicholas Allen氏(リンク)はWCFやWFに対するサポートがひょっとしたら縮小するという懸念を払拭している。Osloに関する記事(リンク)で、氏は以下のように述べている。

Osloが変えないものは、実際にサービスができることである。アプリケーションをモデリングし、Microsoftのフレームワークの機能を使用することを強要するものはない。モデリングはデベロッパやITの専門家の生産性を高めることを期待されたツールである。

最初のOsloのビットは2008年10月PDCにコミュニティテクノロジープレビュー(CTP)としてリリースされる。

原文はこちらです:     http://www.infoq.com/news/2008/09/oslo-unveiled

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