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ModuleFusion 1.0.2のリリース:エンタープライズOSGiディストリビューション

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エンタープライズアプリケーション向けに設計されたOSGiサービススタックであるModuleFusion(リンク) 1.0.2が近ごろリリースされた。OSGiバンドルとして、複数のエンタープライズJavaアプリケーションフレームワークをまとめる。それゆえに、完 全なJ2EEコンテナを使用せずにサーバアプリケーションを構築する際、デベロッパは類似したテクノロジーを使用することができる。

このディストリビューションに含まれるのは、以下のバンドルである。

OSGi Service Platform
  • OSGi Framework(EquinoxまたはFelix)
  • Configuration Admin
  • User Admin
Framework
  • Google Guice IoCフレームワーク
  • Apache Wicket
  • Hibernate
  • Hibernate JPAフロントエンド
  • Jetty Webサーバ
  • HSQLDBデータベース
  • PAX Webおよびエクステンダーバンドル
ModuleFusion
  • DirInstaller(バンドルおよび構成のインストール/アップデート/除去)
  • JPA統合
  • Apache Wicket統合
Logging
  • Simple Logging Fassade for Java (SLF4J)
  • Apache log4j
  • SLF4J - log4jブリッジ
  • Commons logging - SLF4Jブリッジ
ModuleFusionはサーバアプリケーションにOSGiを使用することを主張しようとしている。以下のように述べている。
ModuleFusionの目標は、プログラマが根本的なランタイム環境としてOSGi Service Platformを使用することを支援することである。ModuleFusionにはJavaエンタープライズアプリケーションに特有なフルスタックがある。現在このスタックはJavaエコシステムによる最善のオープンソースフレームワークで構成されている。また、ModuleFusionにはOSGi内でこのようなフレームワークを簡単に使用するために必要なグルーコードがある。
InfoQはプロジェクトリードであるRoman Roelofsen氏に、ModuleFusionをより一般的に使用されているJava EEコンテナと比較して、それについて詳述してもらった。

ModuleFusionで は、プログラマがOSGiプログラミングモデルを導入する際に役に立つOSGiベースのディストリビューションの作成を実現したい。典型的なLinux ディストリビューションと一部対比することができる。 Linux Kernel、GNUツールおよびアプリケーションのダウンロード、ファイルシステムの設定、プロシージャのブートおよび構成は確かに可能であるが、すべ てが共同していて、事前にパッケージ化されているシステムをインストールするほうがはるかに簡単である。

EJB、JMSおよびJCA のような典型的なサスペクトが必要なとき、従来のサーバを使用せざるをえない場合がある。しかしながら、こうしたフレームワークがつねに必要であるとは限 らない。実際多くの場合において、もっと軽いソリューションの方が適切である。JONASのようなプロジェクトはそうした傾向を強調し、OSGiバンドル としてすでにこのような機能を提供している。

ModuleFusionは、そうした典型的なJEE機能を搭載することができるであろうが、たとえばEJBセッションBeanではなくOSGiサービスのように、OSGiプログラミングモデルを使用し、推進していくことに注力していく。

続けて、ModuleFusion(およびそれに対応して、OSGi)の利点を強調している。
要約すると、これらはModuleFusionを使用する際の主な強みである。
  • 完全なJEEソリューションのこうしたケース向けの最先端軽量エンタープライズスタックは、行き過ぎである。
  • ModuleFusionとしてOSGiを開始する際に大幅に時間が節約できるのは、事前統合されたフレームワークによってもたらされる。Unzipし、実行する - そのように単純である。
  • OSGiの完全利用
  • 複数のアプリケーション実例

Roelofsen氏は、以前はJava EEのドメインであると考えられていたアプリケーションのタイプの記述に興味がある唯一のエンタープライズJavaアーキテクトではない。EclipseCon 2007では、Gregory Brail氏およびJohn Wells氏がBEAのmicroService Architectureについて講演をした(リンク)。商用度のJava EEサーバの機能をバンドルとしてOSGiで再結合可能なパーツに分解しようとするものである。IBMは、一連のOSGiのバンドルとしてWebSphere Application Server 6.1をビルドし、この変更について説明したオンラインでのプレゼン(リンク)を提供している。

原文はこちらです:   http://www.infoq.com/news/2008/09/modulefusion

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