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Moonlight 1.0 RTMがリリース

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Linux版Silverlightのオープンソース実装であるMoonlightが、製造段階に入った。これは、大半のLinuxディストリビューションで動作するFirefoxプラグインとしてダウンロードできる。Moonlight 1.0は、メディアファイル再生用のMicrosoft Media Pack 2を使用する。

Silverlightと同様、Moonlight 1.0はそれ自体でメディアファイルを再生しないが、Microsoft Media Pack 2に依存してメディアファイルを再生する。ブラウザがそうしたメディアを含むページに初めてヒットしたときに、必要なコーデックがダウンロードされインストールされる。当初、Media Pack 2のサポートは、今年9月に生産予定のバージョン2.0に対して計画されていた。バージョン2には、機能強化のため.NETサポートが含まれる予定である。Miguel de Icaza氏は、Microsoftが多数のプロジェクトをオープンソース化したことが大きな助けになったと考えている。

彼ら[Microsoft]は、Microsoft DLR、Microsoft MEFフレームワーク、そして最も重要な部分である、OSI承認MS-PLライセンス下のMicrosoft Silverlight Control LibraryとControl Toolkitをオープンソース化しました。このことがなければ、同じ水準を達成するのに何年もかかっていたでしょう。

Moonlightは、Firefox 2または3プラグインとしてLinux/i586(32ビット)(リンク)およびLinux/x86(64ビット)(リンク)で利用可能だ。4.6 MBのSilverlight 2 Windowsインストーラ(リンク)よりもはるかにサイズの小さい、0.9 MBである。サポート対象プラットフォームの完全なリスト(リンク) には、テストの実施に使われた正確なオペレーティングシステムについて詳述されているが、すべての主要なLinuxバージョンで動作すると予想される。Miguel氏は次のように付け加えている。「我々は、各種BSDシステムやSolarisなどX11を使用する他のUnix系にも範囲を広げ、それらにコーデックを利用できるようにしたいと思っています」。MoonlightはGoogle Chromeでサポートされておらず動作しないが、Tim Hauer氏はそれを動作させるハック(リンク) を公表した。
 

Moonlightに関する詳しい情報については、InfoQ/Moonlight(参考記事リンク)を参照してほしい。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/02/Moonlight-1.0-RTM

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