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Apache Tuscany Java SCA 2.0 M1がリリース

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Apache Tuscanyチーム(リンク)は、Java Service Component Architecture(SCA)プロジェクトの2.0 M1リリースを発表した。SCAは、ビジネス・アプリケーション・デベロッパが技術的な懸念なくビジネス・ロジックの実装とビジネス・ソリューション内に構成することに集中するための技術中立的なコンポーネントとアセンブリ・モデルを示している。SCAの最新バージョンはOpen Composite Service Architecture(リンク)(Open CSA)の一部としてOASISで標準化されつつある。

Apache News Online(リンク)によると、

新しいApache Tuscany SCA 2.0-M1リリースは、Open CSA標準の達成に向けた最初のマイルストーンであり、OSGiベース・ランタイムを提供する。
Apache Tuscanyはサービス構造と構成、サービス通信、そしてアプリケーション・デベロッパがout-of-boxを利用できるQuality of Service(QoS)を扱う包括的で拡張可能な基盤を提供することによりSCA保証を実現する。

TuscanyはOSGiに準拠しているため、多様なホスティング・オプションをサポートしている。OSGi(リンク)テクノロジーはJavaの動的コンポーネント・システムを定義する一連の仕様である。OSGiおよびSCAとの関係性は説明(リンク)が難しいことで知られており、InfoQはこのリリースについて学ぶためLuciano Resende氏(リンク)とRaymond Feng氏(リンク)にインタビューを行った。

LucianoはTuscanyがランタイムをOSGiベースにすることに選択した理由について語った。

Tuscanyにより、実装、バインディング、そしてデータバインディング拡張機能…は異なるレベルの依存性を採用しています。…当初より、モジュラリティと拡張性はTuscanyにとって重要な要件と特性でした。OSGiにより、Tuscanyは多様なランタイムと拡張サブシステム間のSPIによる誤りのないバウンダリを実施でき、また同じランタイムにおけるこれらモジュールの共依存性も可能となります。またより優れたモジュラリティも考慮し、デベロッパはTuscanyから必要となるであろう部分をピックアップ、選択してソリューションの構成を始めることができます。

Raymondは、TuscanyがどのようにOSGi/SCAを統合し、この2つの仕様が互いにどう関連付けられているかについて説明した。

  • OSGiはTuscanyランタイムの基盤で、TuscanyはOSGiを活用してコンポーネントの実装と通信のため多様な技術を伴うモジュラリティと拡張…を実行します…。
  • OSGiはSCAを扱うためのプログラミング・モデルです…。
OSGi中心の見方では、SCAはOSGiサービス・リモーティングを記述するのに利用可能で、Quality of Services(QoS)およびTuscanyに代表されるSCAランタイムはRFC119のDistribution Softwareとなりえます。
SCA中心の見方では、TuscanyはOSGiバンドルをSCA複合アプリケーションにおいて粗なSCAコンポーネントとして再利用するためにimplementation.osgiを提供し、結果OSGi以外の他のビジネス・サービスとアセンブルできるようになります。 

SCAの技術適合で拡張可能な性質が、オープン・ソースのTuscanyプロジェクトにかかわるエコシステム促進の大きな必要性を生み出す」ということから、チームは3つの主要分野でのエコシステム開発を予定しています。

  • ユーザ:再利用可能なソフトウェア資産としての複合アプリケーションを構築する
  • 拡張デベロッパ:より多くのプロトコルや実装言語、データ・フォーマット、そしてQoSポリシーをサポートすることでSCAの機能を高める
  • プログラマ:異なるプラットフォームに拡大し、別のアプリケーション・サーバに統合してTuscanyを他のサービスに組み込む

製品と特徴の詳細についてはApache News Online(リンク)にて入手できる。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/03/apache-tuscany-java-sca

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