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コンピュータを無視して集中しよう

アジャイルを実践している人たちは、プロジェクトやチームで「コンテキストスイッチング」が起きた場合の、生産性への悪影響が分かるようになった。同じアイデアを毎日の仕事や個人の対話のレベルでどの程度まで適用し、そしてマイクロレベルのマルチタスキングの問題を避けるために何が出来るのだろうか?Phil Gerbyshak氏がアドバイスをしている。

最近投稿された記事で、Phil Gerbyshak氏はあなたの仕事および[または]会話に集中するための5つの簡単な方法(リンク)を紹介している(編集部注:意訳しています)。

  • コンピュータから目を離し、相手の方に真っ直ぐ向く」:コンピュータは会話している相手からあなたの注意を奪うが、そうしてはいけない。
  • 話している人のほうに身を乗り出す」:協力している人のすぐ近くに接近することでかかわりが増し、コンピュータを遠ざけることによりコンピュータへの執着が減る
  • メールやインスタントメッセンジャーの着信音を消す」:プログラムからのビープ音によって、確実にある程度は注意散漫になる
  • 電話を直接留守番電話に送る(あるいは無視する)」:電話にちらりと目をやって誰からなのかを見ることでさえ、仕事の流れを中断する 
  • Blackberryをポケットから出してマナーモードにする」:スマートフォンは基本的にパームサイズのコンピュータであり、そういうものとして扱う

このアドバイスは本質的に常識であるが、明らかに、多くの人々が今のところ従っていないアドバイスである可能性が高い。さらに、このアドバイスは決して Gerbyshak氏によってアジャイル傘下で強調されてはいないし、正式にアジャイルチームをターゲットとしてはいない。しかし、それでもやはり、これを守ることは多くのアジャイルチームのためになるかもしれないアドバイスである。

やはり、アジャイル開発の多くの側面は、マルチタスキングがもたらしうる効率の悪さを減らすために大いに機能している;チームが「コンテキストスイッチング」で苦しまないように役立っているのだ。多くのアジャイリストはこれを、プロジェクトを計画し、チームを組み立て(リンク)、イテレーションの境界の中で作業を整理する方法、というレベルで理解し受け入れるようになった。

しかし、(例えばScott Sterling氏(リンク)を含む)多くの人たちによって議論され、Clarke Ching氏のクイックエクササイズ(リンク)を通して自分で体験できるように、マルチタスキングの弊害は、潜在的にあなたの一日を通してのわずかな中断にさえ行きつく。

さて、あなたはアジャイルを採用し、チームやメンバが集中して効率的でいられるようにガイダンスに従おうとしている。あなたはGerbyshak氏のシンプルなアドバイスがどのくらい役に立つと考えるだろうか?

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/02/stop-micro-multi-tasking

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