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JScript 5.8、IE8 Scripting Engineの拡張機能

IE8は、ベータ版での数年の後、やっと先月リリースされた。JScriptエンジンのバージョン5.8が含まれる。スクリプト実行エンジンの主な拡張機能は、JSON support、パフォーマンスの最適化、ECMA 3の互換性、プロファイラおよびデバッガである。

固有なJSONサポート。IEチームは、ネイティブでJSONを実装する最初のブラウザを誇っている。これは直列化/非直列化プロセスを大幅に改善する。コードの注入や不正データに対する保護が強化されたので、よりセキュアだと考えられている。

パフォーマンスの最適化。デベロッパがこぼしている主要問題の1つは、文字列連結である。それについては対応がなされており、以前のJScriptバー ジョンと比較すると、数倍高速である。配列操作もまた、速度について最適化されている。GoogleのSenior Director of EngineeringであるGreg Badros氏によると、そのエンジンは、2.5倍高速である(リンク)

これまで実行してきたテストにより、純粋なJScriptパフォーマンスの改善が2.5倍まで改善したことが判明した。主な進歩は、文字列にある。一般的 なGmail操作でのパフォーマンスの進歩を計測した。その結果、IE7と比較し、インボックスのロード(24%)、会話の開始(35%)およびスレッド の開始(25%)がそれぞれ改善した。

ECMA 3との互換性。主要な問題の1つは、ECMAScript 3 (PDF)との完全な互換性であった。発見された互換性の問題は、公開文書(PDF)にまとめられており、IEチームが約束した(リンク)通り、問題は修正される。

循環するメモリリーク。 JScriptのProduct Unit ManagerであるShreesh Dubey氏によると、この問題は2007年に対処(リンク)され始めたが、COMインフラのIE8 Beta 1から修正が開始された(リンク)

この問題を徹底的に検討したところ、これはCOMインフラで修正されるべきだと実感した。COMリファレンスカウントと、自動ガベージコレクションモデル 間のギャップを埋める設計を実装した。IDispatchExインターフェイスを拡張し、COMクライアントがリファレンスカウントおよびガベージコレク トされた世界の両方に同時に存在できるようにした。

プロファイラおよびデバッガ。IE Developer Toolsには、統合済みJScriptpプロファイラおよびデバッガがある。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/04/Enhancements-JScript-5.8

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