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Eclipse 3.5 (Galileo)準備中: 新機能は?

原文(投稿日:2009/6/10)へのリンク

Release Candidate 3の発表から2、3週間後、Eclipse 3.5 (コードネーム“Galileo”) が一般提供 (GA:General Availability) ステータスになる。人気の高いJava開発環境の新リリースは、いくつかの新機能と、前バージョンの改良を含んでいる。

新機能は次のとおり。

プラットフォームとUI

  • サポートする設定にSolaris x86を追加
  • Install New Softwareウィザードでは、入力欄Work withの自動補完をサポート
  • 初期画面のテーマ "Slate" を追加
  • オープンエディタとマルチエディタページ間の移動を合理化
  • 安全にヒストリーのクリーンアップ処理をスキップ可能になった
  • Mac Cocoa上でエディタを考慮した一般的なプロンプトやダイアログ、現在のワークベンチウィンドウやシートの利用が可能
  • プログラムで、印刷時または印刷ダイアログを開いた際に、印刷の向き選択が可能
  • OSGi宣言型サービス (DS: Declarative Services) 実装を含む、Eclipseリッチクライアントプラットフォーム
  • プロパティビューの固定表示 (ピン)
  • スタートアップ時に表示するワークスペースの選択を、設定ページで管理可能
  • Aboutダイアログのインストール詳細ページで、プラグイン詳細情報の確認が可能
  • 更新サイトへの接続待ち無しに、Install New Softwareウィザードが即座に開くようになった
  • ダブルクリックによる行の折り畳み
  • 比較エディタの強化
  • デバッグビューのサスペンドスレッド間の素早い切り替えが可能
  • CocoaとCocoa上で動作するOpenGLをサポート
  • FileTransferクラスに、エクスプローラとノーチラスファイルマネージャ間のコピー/ペースト機能を追加
  • プロジェクトエクスプローラに対するいくつかの改良
  • テキストエディタ、ブロック (列、または直角) 選択をサポート
  • 同期ビュー内で、パッチディレクトリの適用が可能
  • Eclipse内でWordの変更履歴を表示

Equinox

  • EquinoxのDebugOptions APIで、オプション設定の動的変更のサポートを強化
  • デバッグトレースメッセージを分かりやすく記述するための、新たなデバッグトレースAPI、org.eclipse.osgi.service.debug.DebugTrace、を追加
  • OSGi R4.2 Core 仕様は、コアフレームワークに多数の小さなAPIを追加
  • 新たなEquinoxの並行処理API

プラグイン開発環境

  • 新たなTarget Platform Stateビュー
  • Software Sitesからのソフトウェアで作られたTarget Definitionを生成、共有することが可能
  • エクスポートの際にカテゴリーをフィーチャーに割り当てる、新たなCategory Definitionエディタ
  • APIベースラインと比較してAPIの変更を、ビューから確認可能
  • イントロスペクションモードのメニュー内でプラグイン Spy を実行することによって、メニューの情報をビューで確認可能
  • DSの最新仕様をサポートする、改良されたOSGi宣言型サービス (DS) ツール
  • OSGi実行設定からプロダクト定義の初期化が可能
  • 新たなTarget Platform設定ページ
  • プラグインのエクスポートで、ソースバンドルの生成をサポート
  • 宣言型サービスツールが、最新のOSGi宣言型サービス仕様 (1.1) 更新に対応
  • PDEでのJAR署名では、Keypassのサポート拡張が行われた
  • ターゲットエディタの改良。Target Definition内で新機能をサポート
  • システムライブラリの使用を分析し、コードからアクセスされるメンバがランタイム上に存在しない場合、問題を生成する、APIツール
  • JUnitプラグインテストをUI無しのスレッドで実行することが可能
  • Eclipseアプリケーション実行設定が、スタートレベルと自動開始設定をサポート
  • プラグインレジストリビューが、OSGiサービスのブラウズをサポート
  • PDE/Buildに新たな拡張が行われ、ユーザがp2レポジトリからアーティファクトへフェッチすることが可能
  • APIツールでは、インタフェースが直接の実装されることを意図しない場合、継承を可能にする、2つのインタフェース制約、@noimplementと@noextendをサポート
  • プラグインのメジャーバージョンを上げたとしても、API更新によるリンク切れを警告することが可能
  • バンドルとフィーチャーのエクスポート機能を改良し、稼働中のワークベンチにエクスポートしたバンドルやフィーチャーをインストールすることが可能
  • バイナリ循環が付いたフィーチャーやプラグイン、プロダクトのエクスポートをサポート
  • PDEにサービスコンポーネントの定義を容易に記述する宣言型サービスツールを追加

Java開発ツール

  • NLS (National Language Support) 文字ふきだしから、Propertiesファイルを開くことが可能
  • 呼び出し階層では、コンストラクタで展開するアクションをコンテキストメニューから選択可能
  • エディタでタイピングすると、Java比較エディタが更新される
  • 新たなtoString()ジェネレータ
  • 実装に公開するオーバーライド可能なメソッドに、Open Implementationハイパーリンクを追加
  • 実行環境基づくコンパイラ準拠
  • デバッグビューは、現在動作中のデバッグ状況を表示するブレッドクラム (階層中の現在地を表示する) 機能を提供
  • 実行可能JARファイルエクスポートウィザードは、エクスポートされた実行可能JARファイルもしくはJARと同列のフォルダへ、必要なライブラリをパッケージすることが可能
  • 補完機能は、インスタンス生成の際に、適用可能なクラスのコンストラクタ候補の提示が可能
  • コンパイラがデッドコードを判断し、警告を出すことが可能
  • ビルドパス指定で".."表現をサポート。ライブラリのパスでは、変数もしくはコンテナのエントリーがどこでもプロジェクトと関連付けられるようになった
  • Javadocふきだしと、ビューのヘッダで、他のタイプとメンバへの参照がリンクになった
  • Eclipseに標準搭載されているJUnit4のバージョンが4.5へアップデート
  • Javadocビューとふきだしが{@inheritDoc}タグと、オーバーライドされたメソッドへのリンク追加をサポート
  • コンパイラが同値比較を発見し、デフォルトで警告する

6/24に予定されているGAバージョンの前に、さらに2つのRCが予定されていることが、Galileo Simultaneousリリース完了スケジュールで報告された。

各プラットフォーム用のRC 3がダウンロード可能である。さらにInfoQでEclipseリリースニュースの詳細を提供している。

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