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IBMはWebSphere CloudBurst Applianceを発表

原文(投稿日:2009/6/4)へのリンク

IBMは、WebSphere CloudBurst Applianceを発表した。プライベートなWebSphereクラウド環境を構築、配備、管理するツールである。 このアプライアンスを使うと、サービス志向のプライベートクラウドを構築し、管理することができるようになる。

ユーザは、まず、Cloudburstを使って仮想環境用に最適化されているWebSphere構成を構築する。その結果、WebSphere Application Server Hypervisor Editionと呼ばれる仮想イメージパッケージができる。この新しい仮想イメージから、ドラッグ&ドロップインターフェースを使って、WebSphere CloudBurstではパターンと呼ぶものを生成することで、完全なWebSphere Application Serverトポロジを作成できる。

ユーザは、UIを使って、WebSphereコンポーネントやスクリプトパッケージのようなコンポーネントをドラッグ&ドロップし、WebSphere構成に相当する仮想イメージを構築できる。スクリプトパッケージでは、WebSphereセキュリティの設定調整から、新しく構築された環境にアプリケーションをインストールすることまで、まさに何でもできる。

独自クラウドへの配備もCloudburstの機能の一部である。配備のために必要なクラウドリソースは、クラウドが利用できる一組のサポートされたハイパーバイザとIPアドレスのリストから成る。パターンの配備に際して、CloudBurstは、ユーザの入力や介入を必要としない。CloudBurstは、利用可能な状態にある資源を確認し、利用できるハイパーバイザにパターンを設定し、さらに、IPアドレスを割り当てる。CloudBurstは、リソースの効率的な利用、高性能、高可用性を保証する。この配備により、他のどの環境とも同様にアクセスし利用できる完全なWebSphere環境が生成される。

展開された環境はWebSphere CloudBurst Applianceの上で実行されるわけではない。アプライアンスは、環境の実行に際しては、なんの役割も演じない。アプライアンスは、ネットワーク構成、メモリ消費量、CPU利用量の確認を可能とするコンソールを使って、配備された環境をモニタし、管理する機能を提供する。CloudBurstは、メモリ、CPU、IPのようなクラウドリソース利用量を、ユーザまたはユーザグループレベルで記録し、企業全体にわたって課金するのをサポートする。アプライアンスを使うと、構築したWebSphere仮想システムに、一カ所からまとめてiFixesやサービスパックのような保守を適用できるようになる。WebSphere CloudBurstコンソールから、これらのフィックスを適用することができる。

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