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JBoss Netty 3.1リリース

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原文(投稿日:2009/8/2)へのリンク

Netty 3.1.0が最近、JBossコミュニティにてリリースされた。Nettyはクライサント/サーバのネットワークアプリケーションを書く際のもう一つの選択肢となる。Netty自体はこう説明されている

非同期イベント駆動ネットワークアプリケーションで、メンテナンス性のあるハイパフォーマンスでハイスケーラビリティなプロトコルサーバとクライアントを短期間での開発するためのツールです。言い換えると、 Nettyはプロトコルサーバとクライアントのようなネットワークアプリケーションを迅速で簡単に開発できるNIOクライアントサーバフレームワークといえます。そしてTCP、UDPソケットサーバのようなネットワークプログラミングを非常に単純にして、整理された見通しのよいものにします。

Nettyの分類としては、Apache MinaGrizzlyと同じになる。この最新版リリースでは多くの機能とパフォーマンスとAPIのユーザビリティの改善が対応されている。いくつかの機能は以下のとおりである

HTTPトンネリング機能は高い要望のあった機能のひとつで、リリースノートに簡単にまとまっている

HTTPトンネリングトランスポ-ト(org.jboss.netty.channel.socket.http内)は、どんな既存のソケットアプリケーションでもHTTP上でプロキシされるのを可能にしたソケットトランスポートです。このトランスポートは特に、既存アプリケーションの変更をせずにファイアウォールをバイパスしたい時に有用です。どのように機能しているかというと、次のような感じになります。

HttpTunnelingClientSocketChannel --> HTTPフレンドリーファイアウォール --> サーブレットコンテナ (例 Tomcat、Jetty) --> HttpTunnelingServlet --> 独自サーバアプリケーション

もちろん、ネットワークアプリケーションを開発する上でのフレームワークの最終的な重要な選定基準はパフォーマンスとスケーラビリティになるでしょう。Nettyチームはパフォーマンスに関する情報をサイト上で公開している。また、Apache Minaサイトでもパフォーマンスの情報が確認できる。最後に、Nicholas Hagen氏はブログに Mina、Grizzlyもしくは Nettyから選ぶ過程をシリーズとして書いている。最終的にはNettyを選んだが次のような文章で締めくくられている。

結局、私はMinaやGrizzlyではなくNettyをパフォーマンス、メモリ、機能面で選びました。みなさんもご自分の要求にどのライブラリがフィットするのか、自分自身の手で分析してみるといいでしょう。

次バージョンであるNetty 3.2.0はコミュニティ下で閲覧可能編集可能でもあるロードマップにそって開発中である。

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