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Internet Explorer 用のマネージドエクステンション

原文(投稿日:2010/05/27)へのリンク

.NET 4.0 では,信頼性の高い Internet Explorer 用マネージドエクステンションが記述可能になった。エクステンションはそれぞれ,コンパイル時に使用された CLR 上で動作する。以前のように,間違って最新バージョンの CLR をつかんでしまうことはなくなった。

Internet Explorer 用にマネージドエクステンションを記述することは,これまで禁じ手とされていた。技術的に可能ではあったが,プロセスが同時にロードできる .NET のバージョンがひとつに限られていることから,新しい CLR が使われてエクステンションが期待に反する動作をしたり,あるいはすでに古い CLR が実行されていてロードすらできない場合があったためだ。.NET 4.0 では,“可視型の COM は,それがコンパイルされた CLR を使用して動作することが保証される” ようになった。

Kevin Jones 氏は,Internet Explorer 用のマネージドエクステンション開発に関する連載記事 をスタートさせた。コンポーネントを IObjectWithSite に登録することから始め,次に IWebBrowser2 と DWebBrowserEvents2_Event オブジェクトを取得する手法である。IE エクステンションのモデルは現在でもすべて COM が基本なので,レジストリの設定作業や,ぞっとするようなあのインターフェースを使うのはやむを得ないだろう。

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