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米国におけるAgileユーザグループ:プラクティスのコミュニティ

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原文(投稿日:2010/06/24)へのリンク

最近、注目を浴びているAgileエコシステムの1領域がユーザグループである。米国(そしてヨーロッパ)におけるこれらグループのいくつかは、ちゃんとした会員制 、コミュニティそしてAgile技術の地域に合った専門知識を確立している。

今年は、定着したグループは、大きくなり、これまで出席者は少ないグループは、出席者が増えている。そして新しいグループが作られている。定着したグループは、より大きなコンファレンス-スタイルのイベントに挑戦している。 Scrum Allianceは、ユーザグループ専任の人を抱えている。Agile Project Leaders Network には、新しい役員会とミッション・ステートメントがあり、 Agile Allianceは、米国とヨーロッパのたくさんのグループを後援している。ユーザグループが世界中のAgileコミュニティで影響ある役割を演じ始めているようである。

Agile CT (Agile Connecticut)の成長が、何が起きているかを学ぶ例になる。Agile CT が最初作られたころは、ほとんど人を引きつけなかったが、今では、30人余りが月例会に出席している。月例会に Jeff Sutherland氏のようなScrumリーダを講演者として迎えると、出席者が70人ぐらいに膨れあがる。2006年にこのグループが作られたときには、このようなことは、考えられないことだった。

Nashua NH Scrum Clubは、2009年の9月にできた。この全く新しいグループは今では、月例会に45人余りが出席する。

New England地区は、ユーザグループの活動の温床と言えるようになっている。New England Agile Bazaarのような比較的古くて、定着したグループは、週末に1年に1回小さなコンファレンスを行っている。月例会に加えて、このグループは、5月に年1回のDeep Agile イベントをおこない、今年は、Agileゲームに焦点を当てた。面白い講演者達が、広範囲なAgileの概念を教え、デモする有益なゲームを提供した。講演者には、Portia Tung, Tobias Mayer, コーチのコーチである Lyssa Adkins の各氏と TastyCupcakes.comのゲーム開発者, Mike McCullough氏 と Don McGreal氏がいた。

AccuRev のCTOであり、 Agile Bazaarの会長であるDamon Poole氏は、InfoQに語った:

ユーザグループは、最高に価値ある提案を見いだせる場所です。ユーザグループは、普通、参加費が無料ないし安くて、グループのミッションに一生懸命な人々が集まります。大抵、その分野の専門家をゲストスピーカーとして招きますが、地域のコミュニティから来たり、海外からも来てもらいます。結果的に、興味のあるテーマについてより、多くのことを学べることになるわけです。

ボストンには、Agile Boston を含んで、広範囲にユーザグループがあるが、中には、月例会を行っているAgileグループもある。この3年続いているグループでは、(Jeff Sutherland氏がスピーカの時は)140人余りが出席し、通常の月例会には、平均約70人ぐらいが出席する。このグループは、より大きなイベントを行っており、例えば、Give Thanks for Scrum (2009年11月)とAgile Boston Open Space (2010年4月)、この時は、250余りの入場券が完売するほど盛況だった。Agile Boston Open Space では、Ken Schwaber 氏が基調講演をおこない、ThoughtWorksのSteven "Doc" List がボストンにおける最初の大規模なOpen Space イベントを引っ張った。

Dan Mezick氏は、Agile Connecticut Agile Boston ユーザグループの主催者で、以下のように語った:

ユーザグループは、人々が、興味のある話題を共有できる他の人達と、つながりを持てる場所です。最高のグループは、実践を意図したコミュニティであり、そこで人々は、グループを自主的に選んで、メンバーになり、いつの間にか、コミュニティと自分を成長させます。

Agile Boston は7月28日に、Coaching Agile Teamsの著者である Lyssa Adkinsを招く。彼女が開くセッションは、 "Essential De-Programming for Project Managers"、見積りや計画主導のプロジェクト管理などでAgileを受け入れがたいと信じている従来型のPMが、その誤解を取り除く助けとなることを意図したものである。

ボストンの人々が、盛況なエコシステムでの広範囲なAgileイベントを楽しんでいる一方で、西海岸では、非常に成熟したAgileユーザグループのコミュニティがある。 Californiaにおける模範的なリーダが、BayAPLNユーザグループで、毎月50人を超える会議を行っており、またより大きなコミュニティのイベントを行ったり、支援したりしている。

米国南部においても、いくつもの盛況なAgileユーザグループがある。例えば、 Texas州の中心に Agile Austinユーザグループがある。このグループには、活発な会員がおり、月例会にも多数が参加している。やはり南部の州である VirginiaではAgile Richmond が平均で30人以上が出席する月例会を行っている。

大事なことを言い忘れていたが 、 New York市にもたくさんのユーザグループがある。 AgileNYC は、 New Yorkにあるユーザグループで、勢いを増している。月例会の出席者数も急に増えている;2010年6月23日の会議では、120人以上が出席し、グループは、より大きなイベントを計画中である。 Agile NYCは、今年は、自分たちのユーザグループを次のレベルに上げたいと考えている。主催者である、 Incrementorの Jochen Krebs氏は、9月15日に Times Squareの近くで、 "Agile NYC Day"と呼ばれる安い、1日コンファレンスを計画している。このイベントは、基調講演、有名なAgile に関する本の著者、セッション スピーカーそして Open Spaceを提供したり、招待する。登録できるのは、120人までである。

すでにある程度ユーザグループの支援を行っている Agile Allianceの先例に習って、 Scrum Allianceも今年は、ユーザグループのサポートに力をいれるつもりだ。 Scrum Allianceには、専任のコミュニティ支援の リエゾンであるMaria Matarelli氏が積極的にScrunユーザグループを組織するためのリソースとガイドを開発している。 Scrum Allianceは、またScrumユーザグループのリストをメンテしている。ユーザグループのリストは、Agile Project Leaders Networkwebサイトや Agile Alliance webサイトで見ることができる。

地元や地方のユーザグループは、しばしば、Agileの思想的なリーダから最上の考えを聞いたり、Agileプラクティスへの興味を共有できる人々と自主的なつながりを持てる場となる。地元のAgileユーザグループの会合への参加が、コミュニティのつながりや美味しくて、カロリーだけではない 、栄養のあるAgileコンテンツの素晴らしい供給源になるだろう。

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