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JRuby総まとめ:1.5.1、Google App Engine、ネイティブ拡張

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原文(投稿日:2010/06/30)へのリンク

Google App Engine(GAE)の Java サポートによって開発者は JRubyのようなJVMベースの言語を使うことができる。 JRuby 1.5のユーザは、 GAE上での問題を修正した最新リリースであるJRuby 1.5.1を使用していることを確認する必要がある。

GAEでJRubyを使おうとすると、GAEによるいくつかの制限にぶつかることがある。例えば、リレーショナル・データベースが無いため、ActiveRecord の代わりに DataMapper を使う必要があるといったことだ。 GAEでJRubyを動作させることに関する他のTipsとしては、 GAEでのJRubyの基本に関する記事GAEで全文検索を実行する例を参照して欲しい。

JRubyの制限の一つに、ネイティブ拡張のサポート不足がある。誰かがネイティブの部分をJavaに移植する時間を費やさない限り、JRubyの開発者にとってネイティブコードに依存するライブラリは立ち入ることができない聖域なのである。
数ヶ月前、Wayne Meissner氏は 多くのネイティブ拡張をJRubyで動作させることを可能にするプロジェクトへの取り組みを開始したすべてのネイティブ拡張が対象になっていないのは、いくつかのネイティブ拡張はMRIの実装方法に依存しており、簡単にJRubyで再実装することができないという単純な理由によるものだ。それでも、うまく動かせるネイティブ拡張をサポートするだけでも、既に多くのユーザを助けることが出来ている。
Tim Felgentreff氏による Ruby Summer of Codeのプロジェクトでは、ネイティブ拡張をJRubyで動かせるようにする作業に引き続き取り組んでいる。 このプロジェクトの進捗は、GitHubでのTim氏によるJRubyのforkへのコミットにより確認することが可能だ。

GAEにはネイティブコードがないため、GAEのユーザにとってはそれほどでもないかもしれないが、他の多くのJRubyユーザにとってはネイティブコードのサポートは役に立つものになるだろう。 あなたが欲しいのはどのネイティブ拡張だろうか?

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