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ウェブファームの横断的管理自動化ツール、Microsoft Web Farm Framework

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原文(投稿日:2010/09/09)へのリンク

 

Microsoft Web Farm Framework(WFF)はウェブサーバファーム内のシステムのサービス供給と管理に使われる無償のIISプラグインだ。このプラグインを使うことでサーバファーム内の各システムに一括で設定を行ったり、構成したりできる。さらにASP.NETの自動配置もサポートする。WFFはロードバランサと統合することもでき、ファーム内のサーバのサイトを完全に停止することなくアップデートするように構成することもできる。これは、一度に一台づつサーバを停止してアップデートするからだ。

MicrosoftのコーポレートバイスプレジデントであるScott Guthrie氏はWFFの詳細な説明と使い方を書いている。WFFはウェブファーム内のサーバのサービス提供と管理に関わるすべての作業を実行できる。下記のような手動作業の実施を個人がする必要がなくなる。

  • IISやASP.NET、サーバの中核となるすべてのプラットフォームコンポーネントのインストール
  • カスタムのIISモジュール(URLリライト、メディアサービスなど)のインストールと構成
  • IISのアプリケーションプールとサイトの構成
  • HTTPsのようなエンドポイントのために利用するSSL証明書の設定
  • 各サーバ間の適切なサイト/アプリケーション/コンテンツのコピーと同期
  • 負荷分散のためのHTTPロードバランサと複数のウェブサーバとの調整

WFFを使えばオペレータはASP.NET、SSL証明書のインストールとサーバ上の新しいアプリケーションプールの構成を行い、その構成を他のシステムに複製できる。アプリケーションのサービス提供も同じだ。例えばアプリケーションがひとつのサーバにインストールされればすべてのサーバにそれをコピーできる。

また、WFFを使えばサーバファームの作成、サーバの追加や削除、アプリケーションのセットアップ、サーバの開始と停止を行えるWindows PowerShellのコマンドレットを使って更なる自動化を行える。

ファーム内のサーバにはWindows Server 2008またはWindows Server 2008 R2がインストールがインストールされている必要がある。また、サーバ群を管理するサーバにはIIS 7またはIIS 7.5が必要だ。

 

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