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公共の利益となるソフトウェアのためのPizzigati賞がノミネーションを受付中

原文(投稿日:2010/11/15)へのリンク

InfoQは、通常、 様々なコンテストや外部から受け取る登録への呼び掛けはレポートしない。しかし、公共の利益となるソフトウェアのためのAntonio Pizzigati賞 について、今回、例外を設けることに決めた。

Pizzigati賞は、「非営利分野に対して非常に大きな価値を与え、社会的変化のための活動を行ったソフトウェア開発者」に、10,000ドルの賞金が授与される。 1979年に設立されたTides Foundationがこの賞を運営し、2010年12月15日までノミネーションを受け付けている

歴史的に、この賞はGNU Mailman (たまたまEメールのニューズレターを送るのに数多くの非営利団体に使われた)のような一般的なプロジェクトや、CitizenSpeak (非営利団体のために調整されたEメールをサポートするDrupalモジュール)のような特定のプロジェクトに与えられてきた。

2009の受賞者、Darius Jazayeri氏は、他の数多くの開発者たちと共にオープンソースのホスピタルプラットフォームを作成した。OpenMRSは、地震が起きたハイチルワンダなど他の場所でも使われている。

毎年、前年の受賞者が次の年の賞の審査員の1人となる。例えば、昨年の受賞者であるYaw Anokwa氏は調査情報を収集するOpen Data Kitを作成したが、今年の賞の審査員の1人となっている。Anoka氏は、InfoQのEメールインタビューで次のように述べた。「Pizzigati賞は、非営利の大きなコミュニティにODKを導入する手助けをしました。私たちは、ODKの受賞から導入が着実に増えているのを見てきました。」 このように、参加者たちにとって、利益は賞金という目に見えるものを超えている。

この賞の資格として、開発者は無料でオープンソースのアプリケーションを作成し、非営利の支持団体が、現在、実際にそのアプリケーションを使用している必要がある。アプリケーションは完全に非営利で使用されている必要はなく、もっとも重要なことは、そのソフトウェアが非営利団体の運営を何かしら容易にしていることだ。オンラインの申し込みフォームには、アプリケーションが使われている組織名を書く欄があり、Tides Foundationはソフトウェアがどのような効果をもたらしたかを知るために、これらの組織に連絡を取るだろう。

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