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Rackspace Load Balancers のベータ版がリリース

原文(投稿日:2011/02/25)へのリンク

<<p>昨日、Josh Odom 氏は Rackspace のクラウド・コンピューティング・スタックに対応するサービスとして、Cloud Load Balancers のベータ・リリースを発表した。このリリースには、Rackspace のスタック、つまり Cloud Servers 上でロードバランシングを実装および管理するための Fanatical Support と API ドキュメントも含まれている。

 

サービス詳細

各ロードバランサには静的 IP アドレスが割り当てられており、単一アカウントに属する他のロードバランサと共有できる。ロードバランサがアクティブな状態にある間は、すべての IP アドレスの永続性が保たれるため、アドレスが変更されることはない。サポート対象のロードバランシング・アルゴリズムには、ラウンドロビン、加重ラウンドロビン、最小接続、加重最小接続、ランダムがある。さらに、接続スロットリングもサポートされており、IP アドレス当たりの接続数にユーザ定義の制限をかけることができる。

Load Balancers にはビルトインのヘルスチェックも用意されている。この機能では HTTP レスポンス・コードの定期的な検査が行われ、ノードに障害が発生した場合には、ロードバランサが直ちにそのノードをチェックし、ローテーションから外す仕組みになっている。セッションの永続性は HTTP のクッキーによって保持され、リクエストはすべて、ロードバランサ・プール内の同一ノードに向けられる。

接続ログについては、HTTP トラフィックの場合は Apache 形式のログ、それ以外のトラフィックの場合には簡易な接続/転送ログに記録される。デバッグやパフォーマンス・チューニングのためのロー・データが必要であれば、Cloud Files を使用してログを分類・集約・配信することができる。

Cloud Load Balancers は、以下の各種プロトコルをサポートしている。

  • HTTP / HTTPS
  • LDAP / LDAPS
  • IMAP
  • FTP
  • POP3 / POP3S
  • SMTP

サポートおよびドキュメント

今回はベータ・リリースということもあり、Rackspace Cloud Control Panel にはまだ対応していない。そのため、各種操作は API からに限定されるが、サポート面では Fanatical Support を完全に利用できるうえ、API もこちらから入手できる。

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