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Tasktop 2.0がTask Federation と クロス-リポジトリの Agile Plannerをサポート

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原文(投稿日:2011/03/31)へのリンク

アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)コラボツール、Tasktop の最新バージョンは、Task Federation、クロス-リポジトリなアジャイル計画ツール、HPの Agile Acceleratorや SmartBear CodeCollaboratorのような他社のALMツールへのコネクターをサポートしている。 Tasktopチームは先週 Hudson CIツールとの統合やVisual Studio内からのタスク管理を提供するバージョン2.0をリリースした

Task Federation:Task Federation フレームワークは、ソフトウェア ライフサイクルにおける様々なステークホルダーと組織のALMスタックの実装詳細の間の分離層を提供している。Task Federationは、HP Quality CenterとIBM Rational Team ConcertのようなALMコンポーネントを互いに同期させたり、複数のプロジェクト管理詳細に跨るアジャイル開発計画を作成するのに使うことができる。ソフトウェア開発の進化を明確にするタスク リポジトリ間における依存性の紐付けもサポートしている。

Agile Planner:新しいTasktop Agile Planner for the Eclipse IDE(Tasktop Enterpriseの一部として入手できる)は、開発者中心で、オフラインでも使えるScrumタスクボードとリポジトリに跨いだリリース計画作成を提供する。アジャイル計画ツール内のユーザーストーリーは、 HP Quality Centerや人気のあるオープンソースの課題トラッカーで、共有、追跡、表示できる。リポジトリに跨いだ依存性は、リリース計画中に表示でき、Tasktop Enterpriseは、リポジトリを跨いだタスク状態を表示、調整できる。Tasktopの組込みWeb UIガジェットを使って接続されているときには、バーンダウンチャートも作成できる。現在、アジャイル計画は、HP ALM Agile Accelerator、Rally Softwareから表示でき、全Tasktop認定のタスク、欠陥、課題トラッカーに繋ぐことができる。

タスク集中型継続的統合: 新しいMylyn 3.5にHudsonの統合(Jenkinsのサポートも含む)によって、開発者は、Eclipse IDE内からHudsonを動かすことができるので、監視し、ビルドして、ビルド結果を調べ、サーバー上で失敗したテストを走らせることができる。Tasktop Enterpriseのタスク活性化機能と自動変更セット追跡機能によって、Hudsonのビルドとある特定のビルドのために変更されたタスクとの間の追跡性が確保される。

Tasktop for Visual Studio: この新しいリリースには、Tasktop for Visual Studio IDEのGAが含まれており、これによって、開発者は、タスクリストの管理やWPFベースのタスクエディターに、即かつオフラインでアクセスできる。開発者は Visual Studio IDE内で Mylynのタスク管理機能が使えるのである。

バージョン2.0の他のフィーチャ として、Accept 360 とPolarion ALMとのコネクタがある。InfoQは、TasktopのCEO で Mylyn開発を率いているMik Kersten氏にコラボツールの最新リリースについて聞いた。

InfoQ: Tasktop 2.0には、CodeCollaboratorというコードレビュー ツールが組込まれていますね。コードレビューや開発者のフィードバック プロセスにどのようなものが加わるのかもっと説明してくれませんか?それと、このフィーチャは拡張されて、技術的負債を測定するメトリクスを含む計画がありますか?

Mik Kersten: 我々は、CodeCollaboratorをタスク集中型の協働ワークフローに入れました。ということは、Task List経由でコードビューを管理でき、タスクエディタと文脈追跡のあらゆる便益が手に入る、ということです。統合は元々の焦点でしたが、これによって技術的負債の測定につながる面白い筋道が開かれ、私はこれはアジャイル ツールのサポートにとって重要な方向だ、と考えています。開発者は既にタスク中心のインターフェースを使って、問題ビューにフォーカスすることで技術的負債を管理するのに利用しています。そうする時は、何千もの警告や FindBugsのレポートを見るのではなく、新しいフィーチャを開発している時やバグを修正している時に入れてしまったあるいは発見できなかった問題だけが見えるのです。すなわちリリースの後になってからではなく、チェックインする前に、入れてしまった、いくつかの新しい負債を処理できるのです。同様に、コードレビュー プロセスの入力として、タスク コンテキストが使えるようになりました。

InfoQ: 新しいGerrit Code Review Connectorについてもっと説明してくれませんか?他のALMツールと、要件管理、テストケース、ソースコード リポジトリ、バグ追跡の領域で、統合できますか?

Mik: Mylynに加えたGerrit統合は、コードレビューを管理するための、Mylynのタスクリストやタスクエディタの全ての便益をコードレビュー タスクから直接出てくるパッチセットやコメントの管理のようなフィーチャとともに、提供します。Tasktopが提供するのは、Gerritと市販のALMツール間の統合とトレーサビリティ(追跡可能性)です。これは、 Git と Hudson/Jenkinsの統合に対する戦略と非常に似ていて、コアツールは無料ですが、要件、テスト、タスク追跡とのトレーサビリティをTasktopに追加しました。こうすると、コアツールがオープンソース開発者の手に入るのを助け、同時にTasktop Enterpriseセールスを介して、Mylynへの投資資金が集められます。

InfoQ: 次のALMコネクタとTasktopへの統合は何ですか?

Mik:Tasktop 2.0が含んでいるのは、 HPのAgile Accelerator用の新コネクタで、以前にリリースした HPの Quality Center と ALM 製品用のコネクタを基に作られています。別の新コネクタとしては、 SmartBearの CodeCollaborator ツールとAccept 360 それに Polarion ALM用のものです。オープンソースのものでは、 Hudson/Jenkinsコネクタを作りましたが、これは、Mylyn 3.5のリリース用に作った新しい Build and Continuous Integrationフレームワークを基に開発したものです。統合に関して最も興奮しているのは、ALM統合が決定的な数に達し、Tasktopを新しいALM領域に拡張していることです。この中には、製品と要求の管理、継続的統合、コードレビュー、様々な横断的なALM環境における、統一的な開発者体験とトレーサビリティを提供するというゴールを持った全てのものが含まれています。

 

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