BT

最新技術を追い求めるデベロッパのための情報コミュニティ

寄稿

Topics

地域を選ぶ

InfoQ ホームページ ニュース SQL Server 2008 SP1とFeature Pack CTPの新しい機能とツール

SQL Server 2008 SP1とFeature Pack CTPの新しい機能とツール

原文(投稿日:2011/04/28)へのリンク

MicrosoftはSQL Server 2008 R2 SP1 CTPがダウンロード可能になったと発表した。たまっていたアップデートが含まれているこのCTPには、SQL Server 2008 R2 SP1 Feature Pack CTP1も同梱されており、これにはSQL Server 2008に更なる価値を与える多数のスタンドアロンツールを含んでいる。

たくさんのバグ修正に加え、SQL Server 2008 R2 SP1 CTPは下記のような注目すべき注目すべき新しい特徴を含む。

  • サポートをより容易にする動的管理ビュー sys.dm_query_stats DMVは長いクエリのトラブルシュートに利用できる追加カラムがある。SQL Serverのインスタンスに関係あるOSの構成やリソースの状況は新しいDMVとXEventの性能カウンタで監視できる。
  • クエリの性能を改善するForceSeek FORCESEEKインデックスヒント構文を使うとインデックスへのアクセスを制御できるオプションのパラメータが利用できる。新しいクエリヒントであるFORCESCANを使うと‘scan’をインデックスへのアクセス方法として利用できる。
  • データベースのアップグレードを改善するData-tier Application Component Framework (DAC Fx) 新しいDACはSQL Azure向けのスキーマへデータベースをアップグレードできる。
  • SharePoint向けのPowerPivotを使ったディスク領域の制御 キャッシュデータの保持期間、利用されていないデータベースのメモリ上での保持期間を制御できる。

SQL Server 2008 R2 SP1 Feature Pack CTP1にはx86、AMD64、IA64向けにそれぞれコンパイルされた15パッケージが含まれている。

SQL Server Report Builder 3.0 for SQL Server 2008 R2 SP1 CTP – Report Builderの改善版

SQL Server PowerPivot for Microsoft Excel – Excel向けデータ分析ツール

SQL Server 2008 R2 Reporting Services Add-in for SharePoint Technologies 2010 – SharePoint 2010と統合されたレポートティング環境

SQL Server 2008 Reporting Services Add-in for SharePoint Technologies 2007 – SharePoint 2007と統合されたレポーティング環境

Microsoft Connector 1.1 for SAP BW for SQL Server 2008 R2 – SAP NetWeaver BWバージョン7.0との接続モジュール

Microsoft® System CLR Types for SQL Server 2008 R2 – “SQL Server 2008 R2の平面空間データ型、地理空間データ型、hierarchyid型を実装したコンポーネント”を含む

SQL Server 2008 R2 Remote Blob Store – 外部のデータストアに非構造的なBLOBデータを保存するのに便利

SQL Server 2008 R2 Native Client – SQL Server 2000、2005、2008へネイティブコードAPIを使った接続を可能にするランタイムサポートの提供

SQL Server 2008 R2 Command Line Utilities – “SQL Server 7.0、SQL Server 2000、SQL Server 2005、SQL Server 2008、2008 R2インスタンスへの接続、Transact-SQLバッチの実行、出力情報の取得”を可能にするユーティリティ

Windows PowerShell Extensions for SQL Server 2008 R2 – SQL Serverインスタンスを管理するためのPowerShellスクリプトが作成できる

SQL Server 2008 R2 Shared Management Objects – SQL Serverのオブジェクトやサービスを管理するためのクライアントアプリケーションの作成を可能にする

SQL Server 2008 R2 ADOMD.NET – Analysis Servicesが生成したメタデータやクエリデータを閲覧できるクライアントアプリケーションを作成できる。

Analysis Services OLE DB Provider for SQL Server 2008 R2 – Analysis Servicesが生成したメタデータやクエリデータが閲覧できるクライアントアプリケーションを作成するためのCOMコンポーネント

SQL Server 2008 R2 Analysis Management Objects – クライアントアプリケーションでAnalysis Serviceのオブジェクトを管理できる

Datamining Viewer Controls For SQL Server 2008 – Analysis Servicesが作成するデータマイニングモデルを表示するためのWindows Formsコントロールライブラリ

The SQL Server 2008 R2 SP1 CTP – Express EditionはSQL 2008の無償バージョンへアップグレードできる。またリリースノートには更なる情報が記載されている。

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

BT