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SharePoint OnlineとOffice365ベータで、クラウドベースのコラボレーションソリューションを構築する

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原文(投稿日:2011/05/26)へのリンク

Office365ベータには、Office Professional 2010に加えて、Microsoft Online Servicesとして知られるコミュニケーション&コラボレーションスイートのアップデート版が含まれている。これには、クラウドバージョンのExchange 2010、 Lync Server 2010、SharePoint 2010によって構成されている。

SharePoint Onlineのソリューションを構築する手順は、SharePoint 2010と似ている。開発者は、SharePoint Designer 2010、 Visual Studio、そしてSharePoint APIとSDKsといった、使い慣れたツールを使うことができる。しかしながら、Office365ベータ上でSharePointソリューションを展開しようと計画する時には、知っておかなくてはならない、いくつかの大きな違いが存在している。

たとえば、複数のクライアントとデータセンターを共有して実行するようなファームスコープ(全体のサーバーファーム)は、SharePoint Onlineには存在しない。クラウド上では、サイトとWebスコープのみが提供されている。完全信頼は、同じ理由で許可されていない。

SharePoint 2010の大きな機能であるフィーチャーもまた、SharePoint Onlineでは、サポートされないものもある。 (2つのプラットフォームのそれぞれの比較として、Office 365のドキュメントが提供されている。)Business Connectivity Servicesは、現在含まれていないが、後日追加される予定がある。さらに興味深いのは、SharePoint OnlineからからWebサービスを除外していることである。理由は、それらが部分信頼アプリケーションのみがサポートされていないためである。マイクロソフトは次のように述べている。

“サンドボックスソリューションで使う場合、外部データ接続は有効ではないが、Microsoft SilverlightやECMAScript (JavaScript, JScript)のようなクライアントアプリケーションを通じて、それらにアクセスすることができる”

マイクロソフトは、サンドボックスソリューションを使って開発することを推奨しているため、クラウドでSharePoint Onlineを使う制限により、アプリケーションは、自動的にスコープと信頼の壁にぶつかることになる。

Visual Studio 2010では、サンドボックスのSharePointソリューションでIntelliSenseがサポートされるが、完全にはサポートされていない。これを補助するためにマイクロソフトは先日、サンドボックスのSharePoint Onlineプロジェクトに完全なサポートとVisual Webパーツプロジェクトのアイテムテンプレートに追加する、Visual Studio 2010 SharePoint Power Toolsを紹介した。

SharePoint Onlineデベロッパーガイドは、現在Microsoft Download Centerで公開されている。

 

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