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Apache Wicket 1.5リリース

原文(投稿日:2011/11/16)へのリンク

Apache Wicketプロジェクトはバージョン1.5をリリースした。Wicketはコンポーネント指向のJavaウェブアプリケーションフレームワークだ。主要な変更点は、

  1. 4つの新しいHTML 5コンポーネントのサポート(EmailTextField, NumberTextField, UrlTextField and RangeTextField.)。それぞれ、HTML5で定義されているクライアントサイドの機能に対応している。
  2. メッセージ/イベントモデルの改善。コンポーネントはEventSinkEventSourceの仕組みを通じてメッセージ/イベントを交換する。これらのインターフェイスは既に標準のWicketのクラスに実装させている。Component、 RequestCycle、Session、Applicationクラスだ。

変更リストにはコンポーネント描画の統一キャッシュ、RequestCycle フックアップなどの話題も網羅している。

他にも小さな変更がたくさんある。開発者が知っておくべきことは、

名前がwicketからwicket-coreになる。Wicketを含むMavenベースのプロジェクトは下記のように名前の変更をする必要がある。

<dependency>
    <groupId>org.apache.wicket</groupId>
    <artifactId>wicket-core</artifactId>
    <version>1.5.3</version>
</dependency>

続けてWicket 1.4からJava 5へアップグレードする場合、このバージョンはservlet-api2.5の仕様をサポートするサーブレットコンテナが必要だ。deprecated in Wicket 1.4でdeprecatedにマークされていた機能はすべて取り除かれた。また、WicketはJunit 4.xに依存している。

リクエストパラメータ(GETまたはPOST)の型についての情報が使えるようになった

//GET request
StringValue parameterValue = RequestCycle.get().getRequest().getQueryParameters().getParameterValue(parameterName);

// POST request
StringValue parameterValue = RequestCycle.get().getRequest().getPostParameters().getParameterValue(parameterName);

XMLのプロパティファイルが.xmlから.properties.xml変わった。内容の記述を改善するためだ。

2年以上の開発を経て、深いところまで変更された結果、古いバージョンと新しいバージョンが共存できなくなった。アップグレードしたいのなら、すべてのWicketライブラリを1.5.xに更新しなければならない。

1.5.xリリースの開発は続いているが、フレームワークの開発者は既に次のリリースのロードマップについて議論している

更なる情報はWikiリファレンスJavadocsで確認できる。バグや問題はWicket issue trackerで報告できる。

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