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Microsoftは新しいベータリリースでレガシーWorkflow Foundationライブラリを廃止する

原文(投稿日:2012/02/09)へのリンク

先日のBlogでMicrosoftは、Windowsまもなくリリースされる.NET 4.5で Workflow Foundationテクノロジの第1世代オブジェクトを廃止することをアナウンスした。Windows Workflow Foundationは、Microsoftサーバー製品と同ように.NET開発者にワークフローエンジンを利用可能にしており、 .NET 4.5では、複数の新しい機能が追加されている。Microsoftサーバー製品の一部と同じように、.NET開発者にワークフローエンジンを提供するWindows Workflow Foundationは、.NET 4.5で複数の新しい機能を追加し、古い.NET 3.0オブジェクトをてこ入れするアプリケーションを公式に提供することを通知した。

Windows Workflow FoundationはWFとしても知られており、当初はWindowsベースのアプリケーションの汎用ワークフローエンジンとして2006年にリリースされた。当時Microsoftは、Microsoft SharePoint、Microsoft Exchange Server、Microsoft BizTalk Serverのようなサーバー製品で異なる様々なワークフローのようなエンジンを使っていた。2005年のホワイトペーパーにはWFの多くの野心と視覚モデル、開発者が利用可能な組み込みワークフローエンジン、そしてサーバー製品のようなユースケースが書かれていた。WFはすぐにSharePoint Server 2007のワークフローエンジンに採用されたが、BizTalk ServerのコアコンポーネントWFの開発には行き詰まっていた。2008でWFは、Microsoft IIS webサーバーでのワークフローのホスティングサポートを加えたWindows Communication Foundationとの統合を含めて.NET 3.5の一部として更新された。.NET 4.0では、WFのツール、ランタイムコンポーネント、プログラミングモデルなど基礎の抜本的な変更が行われた。.NET 4.0リリースでMicrosoftは完全な下位互換を維持しており、開発者がアプリケーションをアップグレードする明確な指示があった。.NET 4.5はコーナーを曲がり、Microsoftは新しいWF4モデルを構築し、ワークフローサービスに対するコントラクトファーストのサポート、グラフィカルデザイナツールの改善、ワークフローバージョニングのサポートといった新しい機能を提供する。

最近のブログ投稿の一部でMicrosoftは、廃止される型を持つアセンブリを明らかにし、WF3開発者が彼らのアプリケーションを.NET 4.5でコンパイルしたときになにが起きるかを説明した。

ひとつ以上のpublic型を持つ以下のアセンブリが廃止される予定である。

  • System.Workflow.Activities.dll
  • System.Workflow.ComponentModel.dll
  • System.Workflow.Runtime.dll
  • System.WorkflowServices.dll
  • Microsoft.Workflow.DebugController.dll
  • Microsoft.Workflow.Compiler.exe
  • Wfc.exe

結果として、廃止されるWF3 APIを使用している顧客はビルド時に“ Warning BC40000: Xは古い形式です: ‘WF 4を代わりに使用して下さい’”のようなメッセージ警告を受けることになる。これらの型は将来リリースの.NET Frameworkで削除されることになるが、(.NET 4.5以降の)時期は決まっていない。

Microsoftは、これらWF3の既存資産の移行プロセス支援を提供する。ガイダンスドキュメントのセットは、WF3とWF4ソリューションの違いの概要と、WF3コンポーネントとWF4の対応マップで開発者を支援する。さらにWF CodePlexサイトは、WF3アクティビティをWF4の互換のものに変換するWF Migration Kitをホストする。

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