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完全に分散したチームの生産性と効率の改善

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原文(投稿日:2012/05/31)へのリンク

コミュニケーションプラットフォームが進化し、複数の会社にわたる開発チームが増えていくにつて、分散したチームとその生産性やコストに関心が高まっているようだ。今年の初め、Rothman Consulting GroupのJohanna Rothman氏によって、これをテーマにしたブログ記事Pragmatic Manager Newsletter (volume #9) として配られた。彼女はまたInfoQのShane Hastieとともに、"Working Effectively in Distributed Agile Teams"ワークショックを開催している。このテーマはEnegised WorkのSimon Baker氏による論文“No Bull”でも取り上げられている。

つい最近(今年の5月)、Parse.lyの共同創業者でCTOのAndrew Montalenti氏が、完全に分散したチームが生産性を上げるためにコミュニケーションや仕事のやり方を変えられるようになった要因について、ブログを書いた。Montalenti氏は、最近のWeb 2.0ソフトウェア開発、SkypeやGoogle+ Hangoutsなどのコミュニケーションプラットフォーム、そしてプライベートにおける高速ブロードバンドの利用のおかげで、完全に分散した効率の良いチームは実現可能であると信じている。エンジニアの高い満足度、割り込みのないプライベートな長期の作業時間、チームメンバーがそれぞれ確立した最適な作業スタイルを活用できる機会のおかげで、分散したチームに必要とされる労力のコストは十分取り戻せると主張する。チーム文化への影響について尋ねると、彼はこう答えた。「以前はチームのほぼ全員が、隣に座っている人に日に10回15回と割り込まれるのが珍しくないオフィス環境で仕事をしてきました。同僚の多くは早起きしたり残業したりして、その分の時間を取り戻していましたが、それでも、まわりの雑談による不快なノイズなしにプログラミングに集中できる静かな時間は、わずか数時間しかありませんでした。さらにMontalenti氏は、こうした変化の影響はエンジニアだけではない、と考えている。「離れたところで仕事をすることは、実際にいろいろなチームロールにも役立つと思います。システム運用や品質管理は、まちがいなく当てはまります」と彼は言う。

ブログには、垂直型、水平型、完全分散型、といった開発チームモデルの定義についても書かれている。Montalenti氏はGithubAutomatticBasho37 Signalsの例を使って、完全分散型は従来型組織の代替として、受け入れ可能で、コスト効率がよく、人気が高まっていると言う。「完全に分散したチームは今や実現可能なだけでなく、いろいろな意味で同じ場所にいるチームよりもすぐれています。ソフトウェアの仕事では特にそうです」と彼は言う。Montalenti氏によると、このモデルの将来は今後のオンラインコミュニケーションソフトの進化と密接に関係しているという。「これからの10年、テクノロジー、特にA/Vテクノロジーが分散したチームの仕事を助けるでしょう。私たちはコラボレーションの第一手段として、1対1の会話から多対多の会話へと移行していくことになるでしょう」

分散したチームについて、あなたはどんな経験をしているだろうか? 自宅から仕事をする人たち、そして世界中さまざまなタイムゾーンで仕事をする人たちで構成される開発チームが我々の進むべき道だということに、あなたは同意できるだろうか?

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