企業アプリケーションのラピッド開発用のJavaフレームワークであるOpenXavaの最新版は、JPA継承マッピングの全戦略とAutomated Business Logic (ABL) ライブラリをサポートしている。OpenXava バージョン4.5は、先月リリースされた。
JPA継承マッピング:
新バージョン以前は、クラス階層当たり1テーブルのみのマッピング戦略がサポートされており、クラス階層は、同じテーブルに保存されていた。 OpenXava 4.5では、開発者はまた、Joinedとクラスあたり1テーブルのマッピング戦略を使うこともできるようになる。OpenXavaは、継承マッピングを使って定義したクラスの正しいユーザーインターフェースを生成する。
リストとコレクションのデータ:
これまで、OpenXavaは、リストやコレクションオブジェクトのデータを得るのに JDBC APIを使ってきた。リストオブジェクトからデータを読むのに、新しい JPATabProviderクラスがある。これがデフォルトで使われる。これを使えば、全ての継承JPA型をサポートでき、潜在的に、新生の非リレーショナル・データベースをアクセスするのに、DataNucleusのような他の永続化フレームワークと一緒に使うことができる。
Automated Business Logic:
Automated Business Logic (ABL)によって、開発者は、アノテーションを使ってビジネスロジックを宣言的に定義できるようになる。このアノテーションベースのビジネスロジックアプローチは、ほんの数行のアノテーションで何行ものコードを置き換える助けとなる。アノテーションを使えば、自動的な再利用とメンテナンスが容易になる利点がある。 Automated Business Logic チームは、OpenXavaのライブラリを統合することに取り組んでおり、 OpenXavaフレームワークの新バージョンは、ABLランタイムライブラリにバンドルされる。
Val Huber氏は、ABLフレームワークによってサポートされるドメイン駆動オートメーションの概念について書いている。
新レイアウト アーキテクチャ:
最新のリリースには、また OpenXavaアプリケーションの複雑なユーザーインターフェースを生成する新しいUIレンダリングエンジンがサポートされている。このフィーチャは、まだベータなので、デフォルトでは無効になっている。しかし、ユーザーは、xava.properties
ファイルを使ってそれを有効化できる。
どのように OpenXavaフレームワークを使うのかについて、詳しく知りたければ、彼らのwebサイトにあるQuick Start Guide ドキュメントを読んで欲しい。
Srini Penchikala 氏は現在、セキュリティアーキテクトとして働いており、ソフトウェア製品マネージメントで17年の経験がある。