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Microsoft の Roslyn コンパイラ API が Visual Studio 2012 対応にアップデート

原文(投稿日:2012/09/27)へのリンク

 

Microsoft の "Compiler As A Service" である Roslyn がアップデートされ,September 2012 CTP となった。今回のリリースでは Visual Studio 2012 のサポートが追加され,VB と C# に新しい言語仕様が導入された他,API も一部更新されている。

Roslyn は,コンパイルプロセスの各ステップを公開していて,それをサービスとして利用するための API セットを備えている。最初のリリースが2011年10月で,最後にアップデートされた のは今年6月だ。これまでのバージョンは Visual Studio 2010 で動作していたが,今回の CTP では Visual Studio 2012 のみをサポートする。

新しい C# 言語機能として NULL許容型,多次元配列,unsafe コードなどが追加されている。VB でも NULL許容型が使用可能になり,配列リテラルや handles 句,XML リテラル,遅延バインディングが追加された。Async はどちらの言語でも,まだサポートされていない。

VB.NET のインタラクティブウィンドウは今回もサポートされず,C# バージョンについても変更はない。(未実装の言語仕様 についての完全なリストは Roslyn のフォーラムで確認できる。) サービスと編集サービスの API はアップデートされて,Visual Studio への依存性が排除された。コンパイラ API は単純化のために,一部の構文が変更されている。

Roslyn September 2012 CTP は Microsoft から直接か,あるいは NuGet から入手可能だ。NuGet からはパッケージ全体ではなく,VB と C# の コンパイラとサービスを別々にダウンロードすることができる。

 

 

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