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アプリケーションのユーザエクスペリエンスを自己評価する

原文(投稿日:2012/11/24)へのリンク

 

Microsoft で Windows Partnet Ecosystem を担当するシニアプログラムマネージャの Lora Heiny氏が,プリンシパルユーザエクスペリエンスアドバイザの Will Tschumy 氏と先日開催された Build 2012 で行ったセッションで,アプリケーションのユーザエクスペリエンス(UX)を評価する上で従うべきティップスを公開した。

氏によれば,何よりも先に行うべきなのはコンセプトの明確化とスコープの定義だ。次にプロトタイプを作成して,関係する所定のガイドラインに従っているかの検討と評価を行う必要がある。氏は特にユーザからの評価やコメント,フィードバックへの注意と,デザインに取り入れられているアニメーションやインタラクションの確認を行うように提言している。ユーザがそのアプリケーションで何を行うのか,リストアップしておくことも必要だ。

Lora が推奨するのは,幅広のタイルレイアウトが持つライブ感とパーソナライズされたコンテンツを活用して,なおかつコンテンツを端から端まで敷き詰める方法だ。正方形のタイルを使うのは,静的なコンテンツのみに留めた方がよい。

グリッドレイアウトでは 水平方向のパン を使用した方がよい。また,大規模なコンテンツを持つアプリでは階層システムを採用すべきだ,というのが氏の意見だ。リストの項目数が多いときは,すばやく移動できるようにセマンティックズームを利用するとよい。ユーザインターフェースのトップバーはナビゲーションの目的に,ボトムバーはピンなどのコマンドに使用するのが望ましい,とセッションではアドバイスされていた。

氏はさらに,Windows App Store へのアプリ提出を成功させるためのヒントもいくつか公開してくれた。例えば,プロモーションイメージは 414x180 ピクセルの大きさでアップロードすること。またアプリは ARM, x86, x64 の各プロセッサをサポートする必要がある。アプリにはプライバシーポリシを備えておき,年齢のレーティングは 12+ に設定する。ただし 16+ のコンテンツを含むアプリではコンテンツフィルタを設定した上で, デフォルトで有効にしておくことが必要だ。

安定性と信頼性を獲得するためには,アプリを提出した後も,UX技術に関する情報をさらに収集するためのリソースのリストアップや,継続的なレビューの実施が必要である。これを事実として示すことが,今回のセッションの結論だ。

 

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