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階層化データと改良されたレポートエンジンを備えた NetAdvantage Reporting

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原文(投稿日:2013/01/02)へのリンク

 

Infragisticsは先日,NetAdvantage Reporting 2012 Volume 2をリリースした。階層化データVisual Studio 2012のサポートに加えて,サーバ上でのレポートレンダリングに要するメモリとディスクスペースの使用量などが改善されたレポートエンジンを備えている。セクション内で新たなページを開始する改ページコントロールや,コンテント領域のヘッダとフッタセクションに使用するRepeatOnEveryPageプロパティなどの機能も追加された。

階層的なデータソースがサポートされたことにより,サブレポートを作成しなくても,オブジェクトをデザインサーフェイスにドラッグするだけでマスタ—詳細形式のレポートが生成できるようになった。子データはレポートセクション内だけでなく,フレキシブル・テーブルコントロールを使って表示することも可能だ。新たに追加された投げ縄ツールを使えば,フリーハンドで描いたアウトラインによって複数のオブジェクトを選択することもできる。

InfoQでは同社製品管理担当バイスプレジデントであるJason Beres氏との対話から,NetAdvantage Reporting 2012 Volume 2の詳細について,さらに情報を得ることができた。

InfoQ: NetAdvantage Reporting 2012 V2は,競合製品と比較してどのような点が違うのでしょうか。

NetAdvantage ReportingはWPFSilverlightベースのレンダリングを備えた,業界初のレポートツールです(デザイナ,エンジンともにXAML完全対応のプラットフォームを構築しています)。サーバの関与をまったく必要としないレポートレンダリングエンジンを提供する唯一の製品です。

NetAdvantage ReportingがVisual Studio上に実現する,高性能かつ操作性に優れたデザインエクスペリエンスにより,現代的で革新的,さらに視覚的な魅力をも備えたレポートの開発が可能になります。またNetAdvantage Reportingは,主要なデータアクセステクノロジすべてに対してネイティブにインターフェースするように設計されています。HTML,Silverlight,WPF,WinFormsすべてにおいて利用可能な,操作性に優れたデザインエクスペリエンスと堅牢なレポートエンジンを提供します。

InfoQ: Webベース環境(ASP.NET)用のレポートも作成可能なのでしょうか。

Web,デスクトップ,モバイル — NetAdvantage Reportingはこれらすべてに対応します。NetAdvantage for Reportingを使用することでエンドユーザは,デスクトップ上ではWPFあるいはWindows Forms Viewerによって,WebならばSilverlightまたはHTML5 Viewer を使って,さらにはタッチスクリーンデバイス上でもHTML5 Report Viewerを通じることで,同一のレポート上で主要データを解析することができるのです。

InfoQ: レポート生成のバックエンドとしてMySQLを利用することは可能なのでしょうか。

もちろんです! NetAdvantage Reportingのレポートは1つないし複数のデータソースから構築されています。データソースとしては2つのタイプ — SQL とオブジェクトをサポートします。ですからMS SQL ServerやOracle,MySQL,Entity Franmework,さらには独自オブジェクトにも接続可能です。データのバインドは設計時(Data Source Wizard を使用します)に行うことも,プログラム的にランタイムで実行することもできます。

InfoQ: レポート生成を簡略化するためのエディタは提供されるのでしょうか。

視覚性に優れたレポートを作成・設計するために,機能豊富なレポートコントロールを多数提供しています。イメージやテーブル,ラベル,面,棒,折れ線,ローソク足チャートなどのチャート機能も用意されています。レポートコントロールはVisual Studioをベースとしていますので,チーム全員の協力によって,データ表示と視覚的アピールを最適化したレポートを構築することが可能です。

InfoQ: 今回のリリースでは,パイチャートやゲージを使ったレポートの生成はサポートされているのでしょうか。

現時点でレポート生成にサポートされているのは縦棒グラフ,折れ線グラフ,面グラフ,ローソク足チャート,それからOHLCチャートです。チームでは現在,パイチャートやゲージコントロール,その他にも多数のレポートコントロールを新たに開発中です。

InfoQ: NetAdvantage Reporting の今後のロードマップについて教えてください。2013年には何が予定されていますか。

2013年は当社の企業用レポートソリューションを次のレベルに進めるべく,マルチプラットフォーム対応戦略に多くの投資をする予定です。すでにiOSベースのダッシュボード/ビジネスインテリジェンス・エンドユーザ・レポートツールとして,ReportPlusという製品の提供を開始しています。クロスプラットフォーム,クロスデバイスなエンタープライズレポートに関しては,Infragisticsに今後もより一層の期待をして頂ければと思います。エンタープライズレベルのレポート処理では,総合的ソリューション提供への多柱(multi pillar)型アプローチにおける柱のひとつとしてNetAdvantage Reportingを位置付けています。ユーザはレポートシステムに対して,より多くを求めるようになっています — リッチでインタラクティブなデータエクスペリエンスを期待しているのです。そのようなニーズに対して当社は,さらにプラットフォームとデバイスを越えた方法で,イノベーションを提供しているのです。

 

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