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Xamarinがサンプル付きのプログラムガイドをリリース,ベースはEvolve 2013 トレーニングセッション

原文(投稿日:2013/06/20)へのリンク

Xamarin のドキュメントチームは先頃,iOSとAndroidのプログラムガイドとサンプルを新たにリリースした。AndroidとiOSを対象に,アクティビティライフサイクルやバックグラウンド処理,通知機能(notification),タッチ操作,メモリとパフォーマンス,グラフィックス用の素材やアニメーションAPIについて取り上げたものだ。先日行われた Evolve 2013 トレーニングセッションで公開された資料が使用されている。

アクティビティライフサイクル のガイドには,アクティビティ状態,設定変更時のアクティビティ再生成,OnCreate()やOnStart(), OnResume(), OnPause(), OnStop(), OnDestroy(), OnRestart()といったアクティビティライフサイクル関連のメソッドについて説明されている。さらにOnSaveInstanceState()とOnRestoreInstanceState()メソッドのリファレンスでは,状態管理についても取り上げている。

バックグラウンド に関するセクションでは,クロスプラットフォームに関して考慮すべき情報として,Android関係のトピックに加えてアプリケーションライフサイクルのデモ,iOSのバックグラウンドテクニック,ウォークスルー,ガイダンスなどの情報が,9つのパートに分かれて提供されている。

通知機能 に関するトピックでは,PushSharpやUrban Airship, Windows Azureなどの提供する,リモート通知の送信を簡易化するサードパーティライブラリが検討されている。さらに タッチ操作 に関する章では,iOSとAndroid両方のタッチ機能の利用に関する情報が提供されている。

メモリとパフォーマンス の章は,メモリ管理,SGenガベージコレクタ,stongとweakという2種類のリファレンス,IDisposabeインターフェース,iOS特有のメモリ関連事項をカバーする。ガベージコレクションの負荷を軽減し,コレクションを最小化するために必要なステップについても,合わせて取り上げている。

前述のように今回のガイドには,AndroidとiOSのグラフィックとアニメーションも対象に含まれている。Android の章では2Dグラフィック,Drawableリソースなどを取り上げている。説明にはCanvas Drawing APIや,View Animation, Property Animation, Drawable Animationといったアニメーション関連のAPIの使用方法を示すデモアプリケーションが使用されている。さらにここではValueAnimatorやObjectAnimator,Drawable Animationの使用法も学ぶことができるだろう。

iOS のアニメーションおよびグラフィックとしては,CoreGraphic関連のテーマが包括的に取り上げられている。UViewを通じたスクリーン描画,メモリあるいはスクリーンへのイメージ描画,PDFファイルへの描画や既存のPDFファイルの読み込み表示などの内容だ。新たに描画やアニメーションを学ぶための説明資料もある。

iOSマップ のガイドもリリースされた。MapKitフレームワークやマップスタイル,パン,ズーム,位置情報,アノテーション,オーバーレイやローカル検索などを調査したものだ。アノテーションの追加や再利用,吹き出し(Callout)のカスタマイズなどに必要な手順も学ぶことができる。

最後に紹介するのは,Instrumentsツール の包括的なガイドのリリースだ。AppleのInstrumentsツールを使用して,Xamarinで開発したiOSアプリケーションのメモリ障害を調査する方法について説明している。Instrumentsの起動やヒープスナップショットの取得,メモリ増加の解析などを行う方法が習得できる。

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