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Appceleratorのモバイル開発動向調査

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原文(投稿日:2013/07/30)へのリンク

Appceleratorは2013年4月,同社に登録している6,000人以上のモバイル開発者を対象に,開発の優先度と目標を確認する調査を行った。調査から判明したことのひとつが,モバイルアプリ開発が企業対社員に,そしてタブレットプラットフォームにシフトする,ということだ。無償の登録を行えば,報告書を入手することができる。

B2CからB2B/B2Eへ

過去のデータは,企業ニーズに合わせて開発されたアプリケーションの数が,継続的に増加していることを示している。過去30ヶ月で,顧客向けアプリケーション開発が71%から58%に低下したのに対し,企業向けアプリは29%から42%に上昇した。 顧客がごく少数のアプリしか必要としないのに対して,従業員やパートナにはさまざまなアプリが求められていることが,この原因だと思われる。

人気上昇中のタブレット

企業が重視するアプリのシフトから,ターゲットとするフォームファクタに関して見られるトレンドも確認できる。iOSとWindowsプラットフォームについては,スマートフォンとタブレット用のアプリ開発に対する関心にほとんど差はないが,Androidでは,スマートフォンがいまだ中心的なフォームファクタの位置を占めている。

トッププラットフォームは依然としてiOS

開発者の関心では,iPhoneとiPadが80%以上と,依然として最高ランクを保っている。Androidのスマートフォンがほぼ80%,タブレットが65%程度でこれに続く。同じようなレベルで開発者の関心を集めているのは,HTML5ベースのアプリケーション開発だ。その他のプラットフォーム(Windows,Blackberry,Kindle Fire)は,10%から約40%の間にあり,4月の統計からはFirefox OSが25%でこれに加わっている。開発者がアプリケーション開発の対象とするオペレーティングシステムの数は,平均で2.5だった。

Windowsプラットフォームへの関心は,依然として比較的低いままである。ユーザ側のおもな理由がアプリケーションの不足にある一方で,開発者がアプリケーション開発を望まない理由は,Micrsoftからのサポートの欠如である。

Appceleratorは,開発環境やアプリケーションフレームワーク,クラウドベースのバックエンドサービスなどを含む,完全なモバイル指向のアプリケーション開発スタックを提供する企業だ。ネイティブおよびHTML5/JavaScriptベースのアプリケーション開発をサポートしている。

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