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Docker、Mac OS XとBTRFSをサポート

原文(投稿日:2014/02/17)へのリンク

Docker 0.8のリリースの一部として、Docker.ioチームはMac OS XへのインストールサポートAUFSの代替としてBTRFSが使えるようになったことを発表した。

Macサポートは、ネイティブのDocker OS XクライアントVirtualBoxで動かすのに必要な軽量なBoot2Docker仮想マシン (VM) から構成される(OS XはDockerに必要なLinuxコンテナをサポートしていないため)。このリリース以前は、MacユーザはLinux仮想マシン上でDockerクライアントとデーモンの両方を動かす必要があった。

DockerチームはLinuxコンテナ (LXC) 関連をOS Xに移植することを望んでいたが、今のところ、デーモンはVMで起動する必要がある。Boot2Dockerは最小限のLinux環境とVirtualBoxで動くコマンドラインスクリプト一式を提供する。Boot2Dockerはライフサイクル管理とともに、VMで動作するSSHとDockerデーモンのポートマッピングの面倒を見る。DOCKER_HOST環境変数を使うことで、クライアントはデフォルトのネイティブUnixソケットではなく、TCPでDockerデーモンに接続することができる。残念ながら、Boot2DockerはまだDocker自身のポートマッピングメカニズムと統合されておらず、ホストであるMacからコンテナ内で動いているサービスに接続するためには、VirtualBoxとDocker両方のポートをマップする必要がある。

BTRFSドライバはまだ実験的なものとされており、既存のBTRFSパーティションを用意する必要がある。Dockerの動作には、基本となるコピーオンライトファイルシステムの利用が不可欠だ。イメージとイメージから生成したコンテナはファイルシステムブランチにマッピングされたレイヤにより構成される。ZFSドライバの作業も進行中だ。

また、Docker.ioチームは特定の機能とは関係なしに、月1回リリースすると発表した。これは元VMware VPでGreylock PartnersのJerry Chen氏による$15mの投資ラウンドに沿ったもので、Dockerを製品レベルにし、コミュニティプラットフォームを築き、商用化に向けた道筋をつけていく予定だ。Dockerチームはgithubのmasterブランチを安定させ、これを最新版を求めている人へのリファレンスポイントにすると約束している。なお、最新の投資ラウンドに先立ち、dotCloudは社名をDocker Incに変更した

Dockerの背景と使われ方について、詳しくはZef Hemel氏の「Docker: Linuxコンテナを使ってアプリケーションの配置を支援する」を参照。

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