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Chrome 36はシークレットモードを再構築した

原文(投稿日:2014/07/23)へのリンク

Google先日、追加機能と改善だけでなく、いくつかのバグ修正とパフォーマンス調整を含むChrome 36をリリースした。最初の発表は、デスクトップバージョン(Windows, Mac, Linux)で、同じ日にAndroidバージョンを続けて発表した。

6週間のリリースサイクルを継続しており、 Chromeチームはデスクトップ版に、新しいアイコンとメッセージを追加して再構築されたシークレットモードの新しいタブページ、よりクリーンに見える通知、なにか問題があったときにユーザーに警告するクラッシュ回復バブルを追加して新しい安定バージョンをリリースした。Linuxにも、WindowsとMacではすでに前のバージョンで提供されていたChromeアプリランチャーが提供された。

Googleが提供している完全なデスクトップ版Chrome(バージョン36.0.1985.122)の変更履歴は以下の通り:

  • リッチ通知の改善
  • シークレットウィンドウ / ゲスト用新しいタブページデザインの更新
  • ブラウザークラッシュ回復バブルの追加
  • LinuxのChromeアプリランチャー
  • 安定とパフォーマンスのための内部を多く変更

変更履歴には含まれていないが、このリリースにはHTML Imports, element.animate(), Object.observeのようなベータ版テクノロジー機能も提供されている。HTML Importsは、開発者が、HTMLドキュメントの内部で他のHTMLドキュメントを含めたり、再利用したりできるWeb Components W3C仕様のコンポーネントである。 element.animate()関数は、JavaScriptを使って、すぐれたパフォーマンス、キャンセル、保証されたendイベントのアニメーションを提供する簡単なCSS Animationsの作成を可能にする、今後のWeb Animationsの最初の一部である。Observe.observe()関数は、開発者が、複数オブジェクトの監視と、ひとつの非同期呼び出し内の任意のオブジェクトに対するすべての変更を受信するといったJavaScriptオブジェクトの変更を監視することができるようになる。

Android向けのChromeには主に増分変更が含まれている。モバイルデバイスに最適化されていないサイトのテキストレンダリングを改善することにより、少し読みやすくなり、新しいタブページにGoogle Doodlesが戻ってきた。

Android向けChrome (バージョン36.0.1985.12)の完全な変更履歴は以下の通り:

  • モバイル以外に最適化されたサイトのテキストレンダリング改善
  • 新しいタブページにDoodlesの復活
  • 多くのバグ修正とパフォーマンスの改善

セキュリティの面でChromeのバグ賞金プログラムで、Googleはこのリリースに$5000を費やしている。デスクトップバージョンで26のセキュリティ修正があり、中レベルのバグ(CVE-2014-3160)の修正で研究者は$2,000を獲得した。あと$3000は、AndroidバージョンのロケーションバーでURLスプーフィングが可能になるバグ(CVE-2014-3159)で、研究者に渡った。

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